GeForce 545.84 WHQLドライバ公開。RTX Video Super ResolutionでGeForce RTX 2000シリーズをサポート。Stable Diffusionのパフォーマンスが最大2倍に
GeForce 545.84ドライバが公開されました。GeForce RTX 545.84ドライバには『NARAKA: BLADEPOINT』『Warhammer: Vermintide 2』の最適化や、GeForce RTX 2000シリーズをサポートしたRTX Video Super Resolution 1.5などが含まれます。
最適化されたゲームタイトル・機能アップデート
GeForce 545.84ドライバには、以下のゲームタイトルの最適化と、機能アップデートが含まれています。
▼ゲームタイトルの最適化
- NARAKA: BLADEPOINT
- DLSS 3をサポート
- Warhammer: Vermintide 2
- DLSS 3をサポート
▼機能アップデート
- RTX Video Super Resolution 1.5 (VSR)
- 品質が向上
- GeForce RTX 2000シリーズをサポート
- VSRの使用方法はこちらの記事をご覧ください
- Stable Diffusion Web UIのパフォーマンスがTensorRT Extensionにより最大2倍に向上。TensorRT Extension for Stable Diffusionのダウンロードページはこちら。使い方はTensorRT Extension for Stable Diffusion Web UIのページをご覧ください。
GeForce 545.84ドライバ対応製品
GeForce 545.84ドライバは、以下の製品をサポートします。
- GeForce RTX 4000シリーズ
- GeForce RTX 3000シリーズ
- GeForce RTX 2000シリーズ
- GeForce GTX 1600シリーズ
- GeForce GTX 1000シリーズ
- GeForce GTX 900シリーズ
- GeForce GTX 800シリーズ
- GeForce GTX 700シリーズの一部(Maxwell GPUコア)
GTX 750 Ti、GTX 750、GTX 745 - NVIDIA TITANシリーズ
TITAN RTX、TITAN V、TITAN Xp、TITAN X (Pascal)、TITAN X - GeForce MX100~MX500シリーズ
GeForce 545.84ドライバで修正された不具合
GeForce 545.84ドライバでは、以下の不具合が修正されています。
- 530番台以降のドライバ環境において、Display Stream Compressionモードを使用すると、一部のモニターでランダムに黒い画面が点滅する不具合
- モニターのスリープから復帰後に色がおかしくなる不具合
GeForce 545.84ドライバ ダウンロードリンク
ドライバのダウンロードは以下のリンクからどうぞ。
545.84 WHQL Windows10 / Windows11用 64bit DCH版
なお、一部環境において、主に536.40以降のドライバをインストールしてから高負荷時などに画面が真っ黒(ブラックスクリーン)になってPCが落ちるとの報告が複数出ています。(あくまでも一部環境で発生している不具合であり、すべての環境で発生するわけではありません)
この不具合が発生すると、ドライバをどれだけロールバックしても直らないことがあるためハードウェアの損傷が疑われています。その一方で、環境によっては「Corsair iCUEをアンインストールしたら発生しなくなった」「532.03までロールバックしたら発生しなくなった」との報告も出ています。
現在のところ、この不具合が発生する詳細な条件は判明していません。もし、本ドライバを使用して同様の不具合が発生した場合はただちに使用をやめて、問題なく動作していたバージョンのドライバへとロールバックすることをおすすめいたします。
545.84ドライバの不具合情報については後日別途記事にいたします。
不具合情報 [2023/10/18追記]
本ドライバの不具合情報を書きました。不具合については以下の記事をご覧ください。