ASUSのグラボ専用給電端子の仕様が明らかに。『GC-HPWR』『HPCE』コネクタ。600Wに対応
ASUSのグラボ専用給電端子ですが、その仕様が明らかになりました。海外メディアのTom’s Hardwareが報じました。
ハードウェアリーカーのmomomo_us氏により、ASUSのグラボ専用給電端子の仕様が明らかになった。その資料が以下だ。 グラフィックスカード側の端子は『GC-HPWR』、マザーボード側のコネクタは『HPCE』と記されている。HPCEコネクタは、PCI Expressコネクタと非常によく似ている。ピンは全部で4つのグループがあり、16ピンが電力供給専用、12ピンがマザーボードとグラフィックスカード間の信号または通信専用となっている。コネクタのサイズはPCIe x1コネクタとほぼ同じだ。 資料によると、このコネクタは600W以上もの電力供給に対応するという。600Wは非常に高い消費電力だが、液体窒素冷却でのオーバークロック向けに設計されたGeForce RTX 4090では600Wを超えるものがすでにある。 ASUSのこのコネクタの興味深い点はオリジナルのデザインではないところだ。このコネクタはサーバー業界で多用されているHigh Power Card Edge (HPCE)規格を改良したものだ。 [Source: Tom’s Hardware] |
先日ドイツで行われたgamescom 2023にて、GC-HPWR / HPCEコネクタを採用したGeForce RTX 4070とZ790マザーボードが展示されました。
これらのグラボとマザーボードを使用すれば補助電源ケーブルは不要になり、ケーブルの露出がない上記のようなスッキリとした自作PCを組むことができます。
これらの製品は今秋より量産が予定されており、2023年末か2024年初頭頃の発売が見込まれています。