GDDRメモリの需要が増加。2020年は急激な価格上昇の気配
DRAMeXchangeは2020年のGDDRメモリ価格について以下の内容を報じました。
グラフィックスDRAMは他のメモリ製品よりも需要と供給の変化が大きく、価格変動も激しい。現在、OEMからの需要が高まっており、2020年Q1(1-3月)のグラフィックスDRAMの契約価格は前期比で5％以上のになることが予測される。 NVIDIAとAMDの主要グラフィックスカードはGDDR6を採用している。ソニーのプレイステーション5とMicrosoftのXbox Series XでもGDDR6が採用されており、GDDR6の需要は急速に高まっている。サプライヤーは増加する需要に即座に対応できないため、2020年のグラフィックスDRAMの契約価格は急激に上昇することが予測される。また、2020年のグラフィックスDRAM供給量は、前年比で15％以上になる可能性がある。 |
2019年12月中旬に報じられたときは、2020年Q1のGDDRメモリの契約価格は「わずかに上昇する」と述べるに留めていましたが、今回は5％というより具体的な数字が出てきました。また、GDDR6の需要増加に伴って、2020年中にはさらに値上がりすることが予測されています。
まだすぐには大きな影響はでないとは思いますが、今後のGDDRメモリの値上がりによりグラフィックスカードの価格への影響が懸念されます。