GeForce 537.58 ドライバ 不具合情報。インストール後に画面が真っ黒になって強制再起動するしかなくなるとの報告が複数
GeForce 537.58ドライバの不具合情報です。NVIDIA公式の既知の不具合と、海外のGeForceフォーラムで目に付いたユーザー報告を意訳しています。ユーザー報告は全ての環境で発生するものとは限らず、環境依存の可能性もあります。同様の不具合にお悩みの方の参考になりましたら幸いです。
NVIDIA公式: 既知の不具合 (リリースノート + フォーラム)
- Chromiumベースのアプリケーションにおいて、市松模様のようなものがランダムに表示される場合があります。回避策・対処方法はこちらの記事をご覧ください
- Maxwell GPU (GeForce GTX 900シリーズなど)環境において、Halo Infiniteのパフォーマンスが大幅に低下します
- 530番台以降のドライバ環境において、Display Stream Compressionモードを使用すると、一部のモニターでランダムに黒い画面が点滅する場合があります
- OCCTのVRAMテストでメモリ使用量がフルになって終了すると、イベントビューアーのログに『nvlddmkm』のエラーが記録されます
- GeForce GTX 1000およびRTX 2000シリーズにおいて、『ハードウェアアクセラレータによるGPUスケジューリング』(HAGS)とSLIの両方が有効の場合、PCがランダムにフリーズする場合があります
- G-SYNCモニターをHDMIモニターにクローンすると、黒い横線が表示される場合があります
- Windowsのユーザーを切り替えるたびに、NVIDIAコントロールパネルのアイコンがシステムトレイに増えていきます
- GeForce RTX 3080 Tiを搭載したAlienware X17 R2ノートPC環境において、dGPUモードでDirectXゲームを起動すると画面に何も表示されなくなります
- GeForce RTX 4060 Ti環境において、アプリケーション使用中にモニターがランダムにちらつき、画面上部に黒いバーが表示される場合があります
ユーザー報告の不具合
- ドライバのアップデート直後、画面が真っ黒になってPCを強制的にリセットする必要がありました [RTX 3080 10GB]
- ドライバをインストールすると画面が真っ黒になって強制的に再起動するしかなくなります [RTX 4080 / Core i7-13700K]
- ドライバの更新後に画面が真っ黒になってPCを強制的に再起動するしかありませんでした。再起動後は問題ありません [RTX 4060 / Windows11]
(※同様の報告複数あり)
- ChromeなどのChromiumアプリに市松模様が表示されるのは非常に迷惑です。なぜまだ修正されていないのでしょうか?
- NVIDIA: ↑私たちはこの不具合はドライバに起因したバグではないと確信しています。私たちはパートナーと協力してこの問題の解決に取り組んでいます
- 537.58ドライバで「GeForce RTX 4060使用環境において、GPUモニタリングツールが誤った消費電力を表示する不具合」が修正されたと書いていますが、直っていません [Gigabyte AORUS GeForce RTX 4060 ELITE]
- 私の環境でも変化はありません。依然としてアイドル時に47.5Wと表示されます [ASUS Dual GeForce RTX 4060 OC]
(※同様の報告複数あり)
- 537.58ドライバを含めて、ここ数回のドライバアップデート以来、CoD:MW2で以下の動画のように白い光が画面を覆うようになりました。この現象はDLSSをオンにしていると発生します
- 537.58だとアサシンクリードオデッセイがかなりカクつきます。537.42に戻すと直りました
- 画面が真っ黒になったりマシンがクラッシュする不具合が続いています。なぜこの不具合を修正できないのでしょうか
一部環境において、主に536.40以降のドライバをインストールしてから高負荷時などに画面が真っ黒(ブラックスクリーン)になってPCが固まるとの報告が複数出ています。この不具合が発生すると、ドライバをどれだけロールバックしても直らないことがあるためハードウェアの損傷が疑われています。その一方で、環境によっては「Corsair iCUEをアンインストールしたら発生しなくなった」「532.03までロールバックしたら発生しなくなった」との報告も出ています。
この不具合が発生する詳細な条件は判明していません。537.58で直っているのかも不明です。もし、本ドライバを使用して同様の不具合が発生した場合はただちに使用をやめて、問題なく動作していたバージョンのドライバへとロールバックすることをおすすめいたします。
537.58では、今のところ「537.58にしてから発生した」という報告はありません。(以前から発生していて引き続き537.58でも発生しているという報告はありますが、以前のドライバによってハードウェアが損傷したため継続しているのか、537.58にも不具合が残っているかは判断できません)
なお、この不具合はあくまでも一部環境で発生しているものであり、多くの環境では発生していません。
上記のブラックスクリーンとは別件で、ドライバのアップデート後に画面が真っ黒になってPCを強制再起動するしかなくなるという不具合報告が複数件出ています。こちらもどういう条件で発生するのかは判明していません。