AndroidスマホでPCゲームをプレイできるアプリ『Winlator』が登場!WineをAndroidで実行する仕組み
AndroidスマホやタブレットでPCゲームをプレイできるアプリ『Winlator』が登場しました。
PCでAndroidのゲームをプレイするには、Windows Subsystem for Android (WSA)を使用したり、BluestacksといったAndroidエミュレーターを使用するなど複数の方法がありますが、その逆、AndroidでPCゲームをプレイする方法はあまりありません。
しかし、brunodev85氏により作られた『Winlator』を使えば比較的簡単にPCゲームがプレイできるようになります。『Winlator』にはWine (Windowsエミュレーター)とBox86/Box64が内蔵されており、これらを使用してWindowsアプリやゲームをAndroid上で実行できる仕組みとなっています。
以下は、作者が『Winlator』を使ってAndroidでPCゲームを動作させた映像・スクリーンショットです。
OblivionやDeus Ex: Human Revolution、Mass Effect 2がAndroid上で動作しています。古いゲームにも関わらずフレームレートは20~30 fps前後と低めですが、この辺は致し方なしと言ったところでしょう。作者によると使用したスマホのスペックはSD888+ (Snapdragon 888+)とのことです。
『Winlator』を使用する手順は以下。
- WinlatorのAPKをGitHubからダウンロードしてインストール
- 上記リンク先からOBBファイル(main.1.com.winlator.obb)もダウンロードして『/storage/emulated/0/Android/obb/com.winlator』ディレクトリに置く(ディレトリがなければ作る)
- アプリを起動してインストール処理が終わるのを待つ
言うまでもなく、ゲームは別途用意する必要があります。また、すべてのゲームが動作するわけではないことはご留意ください。
あと、注意点として、本アプリはGoogle Playを介さないいわゆる野良アプリです。使用に際しては自己責任にてご利用ください。