Intel Arrow LakeデスクトップCPUの内部資料がリーク。Core i9-13900Kと比較した性能予測

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Intel Arrow Lake (Arrow Lake-S)デスクトップCPUの内部資料がリークされました。ドイツメディアのigor’sLabが報じました。

Arrow Lake-Sに関する内部資料を入手した。資料にはCore i9-13900Kと比較したArrow Lake-Sの性能予測がグラフ化されている。以下の資料は一般公開されているものではなく、また、あくまでも予測であることは留意されたい。

Core i9-13900K vs. Arrow Lake-S

Core i9-13900K vs. Arrow Lake-S
Core i9-13900K vs. Arrow Lake-S

Arrow Lake-Sのスペックは8P-Core 16E-Core PL1=PL2=250Wで比較されている。1枚目はCrossMark、SYSmark 25、WebXPRT 4、Speedometer 2.1、Geekbenchでの性能予測がグラフ化されている。グラフによると、Core i9-13900Kと比較して7~20%の性能向上が期待されているようだ。

2枚目はSPEC CPU 2017ベンチマーク(SPECrate 2017)でのリザルトだ。こちらは3~21%の性能向上が見込まれている。

IntelはiGPUのスライドも用意している。こちらをご覧いただきたい。

iGPU: Core i9-13900K vs. Arrow Lake-S
iGPU: Core i9-13900K vs. Arrow Lake-S

Core i9-13900Kの32EUのiGPUと比較すると、Arrow Lake-Sは2倍以上の性能向上が見込まれている。EU数やクロックがどうなるのかは不明だ。

Arrow Lake-Sでは新しいCPUソケット、LGA1851となる。物理的なサイズはLGA1700とほとんど変わっておらず、既存のCPUクーラーと互換性はあるが、新しいマウントキットが必要になる。

[Source: igor’sLab]

アプリケーションにもよりますが、同コア数・ほぼ同消費電力での比較だと、Arrow LakeデスクトップCPUはCore i9-13900Kより3~21%の性能向上が見込まれている模様です。もちろん、これはあくまでも早期の性能予測のため、実際にどうなるかはまだ未知数です。

Arrow LakeデスクトップCPUは、Raptor Lake Refreshの次に来るとされており、Intel公式ロードマップによると2024年の発売が予定されています。

2023/7/25追記
上記リザルトはArrow Lake-Sのi9ではなく、i7だという情報が出てまいりました。詳細は以下の記事をご覧ください。

  Arrow Lakeでハイパースレッディング(HT)が廃止?Rentable Unitsへと移行を進めると報じられる

ArrowLake

Posted by にっち