NVIDIA、ボードパートナーにIntel Arcを製造しないよう要請か。拒否したらGPUの供給を制限と報じられる
NVIDIAがボードパートナーに対して、Intel Arcグラフィックスカードを製造・販売しないよう圧力をかけていると報じられました。海外メディアのVideoCardzが報じました。
登録者数71万人のYouTubeチャンネルPRO Hi-Techは、NVIDIAが中国のボードパートナーに圧力をかけていると報じた。NVIDIAは中国のボードパートナーに対し、Intelのグラフィックス部門との協力関係は避け、Arcグラフィックスカード製品の製造・販売を拒否することを求めているという。NVIDIAの要請に従わない場合、同社製GPUの供給が制限される可能性があるという。 Intelは次世代グラフィックスカードであるArc Battlemageを製造するパートナーを中国で探している。NVIDIAの要請は、Intelのこの行動を受けてのものだ。 注意してもらいたいのは、今のところこの報道の真偽がわからないことだ。このような内部情報の証拠を得ることは極めて難しい。しかし、PRO Hi-Techは多くの企業と強いコネクションを持つ有名チャンネルであることを考えると、何かが起こっていることは間違いない。 そして、NVIDIAがこのようなことで非難されるのは今回が初めてではない。過去にはGeForce Partner Program (GPP)で批判を浴びた。 [Source: VideocCardz] |
GeForce Partner Program (GPP)、覚えているでしょうか。ボードメーカーが育てたブランドから競合他社製品を排除するというものです。例えば、ASUSだと、ROGブランドから発売していいグラボはGeForceのみとなり、ROGブランドでRadeonを発売することは認められません。そのため、2018年当時、ASUSはRadeonブランドとして新たにAREZを作りました。
かなり最悪なプログラムだったため、非常に多くの批判を浴び、NVIDIAはGPPを中止しました。詳細は当時の記事(1 / 2)をご覧ください。
こういった過去があるため、今回の報道も「また?」と思ってしまいます。もちろん、上記情報はあくまでもリーク情報のため、VideoCardzも述べているように、真偽は定かではないことは重々ご留意ください。