Meteor Lake-SデスクトップCPU関連のコードがLinuxに追加。キャンセルの噂にも関わらず開発が継続
キャンセルされたと噂されているMeteor Lake-SデスクトップCPUですが、引き続きLinuxのパッチに組み込まれているようです。海外メディアのPhoronixが報じました。
IntelのMeteor Lake-SデスクトップCPUはキャンセルされたと言われたり、Core i5やi3 (あるいは『i』のない5や3)のミッド・ローエンド帯で登場するなど、数か月前からさまざまな噂が飛び交っている。最終的にどうなるかはわからないが、少なくともLinuxのエンジニアは、Meteor Lake-S関連のコードをLinux kernelに追加し続けている。 以下の画像はLinux kernelに追加されたPin Controlに関する記述だ。Linux 6.5でMeteor Lake-S Pin Controllerが追加された。
上記は2023年6月5日にメーリングリストに投稿されたものだ。Meteor Lake-Sが完全にキャンセルされたという噂が出ているが、Linuxではドライバの開発が継続している。これはMeteor Lake-Sが、以前の噂通りにCore i5やi3クラスの下位CPUとして使用されることを示唆しているのかもしれない。 [Source: Phoronix] |
2023年5月に、ハードウェアリーカーのRaichu氏がMeteor Lake-Sがキャンセルされたことを示すロードマップをリークしました。しかし、Linuxでは引き続きMeteor Lake-S関連のコードが追加されていっているようです。
Raichu氏の情報が間違っていてMeteor Lake-SはLGA1851の下位デスクトップCPUとして登場するのか、それともキャンセルされたにも関わらず別に事情で(例えばES版用とか)コードが追加されているのか、どういった理由があるのかは定かではありません。
2023/9/24追記
デスクトップ版Meteor Lakeの登場が確定しました。詳細は以下の記事をご覧ください。