マリオのファンメイドゲームにマルウェア。インストールするとウイルス感染。『Super Mario 3: Mario Forever』にて
ウイルス
スーパーマリオブラザーズのファンメイドゲームに、マルウェア・ウイルスが含まれたものが出回っている模様です。海外メディアのBleeping Computerが報じました。
Super Mario 3: Mario Forever
『Super Mario 3: Mario Forever』は2003年にリリースされたマリオのファンメイドフリーゲームだ。このWindows用ゲームは非常に人気があり、これまでに数百万人がダウンロードしている。 最近、このゲームのインストーラーを改ざんし、マルウェアを含んだものがゲームフォーラムやソーシャルメディアで出回っている。 Super Mario 3: Mario Forever - インストーラー
アーカイブには3つの実行ファイルが含まれている。1つはゲームをインストールする『super-mario-forever-v702e.exe』だ。もう2つは『java.exe』と『atom.exe』でAppDataフォルダにインストールされる。インストール後、PCはXMR (Monero)マイナーとSupreme Botマイニングクライアント(atom.exe)が実行されてマイニングが行われる。 さらに追加でUmbral Stealerという情報窃取ツールがダウンロードされて、Windowsデスクトップのスクリーンショットが撮影されたり、接続されたWebカメラで盗撮されて送信される恐れもある。 感染の流れ
最近、『Super Mario 3: Mario Forever』をダウンロードした人がいたなら、PC上にマルウェアがインストールされていないかスキャンした方が良いだろう。もし、マルウェアが検出されたなら、被害の拡大を防ぐために、メールやWebサービスなど、各種パスワードを変更されたい。 ゲームやアプリケーションをダウンロードする際は、信頼できるデジタルコンテンツ配信プラットフォームや公式サイトからダウンロードすることが重要だ。 |