Microsoft、ファイルエクスプローラーの仕様変更を撤回。設定項目が復活。ユーザーからの反発を受けて
Microsoftは、Windows11のファイルエクスプローラーの仕様変更を撤回しました。
先日、Micorosftは、Windows11 Insider Preview Build 23481 Dev版にて、ファイルエクスプローラーから以下の『詳細設定』項目を削除することを発表しました。
- フォルダーの結合の競合を非表示にする
- 常にアイコンを表示し、縮小版は表示しない
- 縮小版にファイル アイコンを表示する
- フォルダーのヒントにファイル サイズ情報を表示する
- 保護されたオペレーティング システム ファイルを表示しない (推奨)
- ドライブ文字を表示する
- フォルダーとデスクトップの項目の説明をポップアップで表示する
- 暗号化や圧縮された NTFS ファイルをカラーで表示する
- 共有ウィザードを仕様する (推奨)
これらの項目を削除する理由として、「これらの設定項目の多くは、古くからあるレガシーなものであり、あまり使用されないため」と述べていました。
しかし、2023年6月22日(現地時間)、Microsoftはこの方針を撤回しました。Microsoftは以下のように述べています。
Build 23481で一部の古い設定が削除されたことについて、フィードバックをくださった皆様、ありがとうございました。私たちはこの変更を撤回・ロールバックいたしました。Dev版では、試験的な実装を行い、フィードバックに基づいて調整を行います。 |
Micorsoftによると、フィードバックに基づき、『詳細設定』項目の削除を撤回したとのこと。
この件について、フィードバックHubには「詳細設定項目を削除しないでください」というスレッドが立っており、ユーザーからは150票の賛成票が投じられています。
今までできたことをできなくさせるということは、その機能を使用していたユーザーにとっては大きなストレスとなります。また、設定項目を削除することで、ユーザー側に得られるメリットは何もありません。使用していた人にとってはただただ不便になるだけです。
ユーザーからの反発は、当然の結果と言えるでしょう。