ASUS製ルーターに任意のコード実行など複数の脆弱性。RT、TUF、GTシリーズなど計20モデルが対象。アップデートを

セキュリティ

ASUS Router

ASUSは、同社製ルーターの複数の脆弱性を修正したファームウェアを公開しました。

2023年6月19日(現地時間)付けで公開されたファームウェアでは、以下の脆弱性が修正されています。

  • CVE-2018-1160 / CVSS: 9.8 / 深刻度: 緊急
    任意のコード実行
  • CVE-2022-26376 / CVSS: 9.8 / 深刻度: 緊急
    メモリ破壊
  • CVE-2022-46871 / CVSS: 8.8 / 深刻度: 重要
    潜在的に悪用される恐れのある脆弱性
  • CVE-2023-28702 / CVSS: 8.8 / 深刻度: 重要
    任意のシステムコマンドを実行
  • CVE-2022-35401 / CVSS: 8.1 / 深刻度: 重要
    デバイスへの完全なアクセス
  • CVE-2022-38105/ CVSS: 7.5 / 深刻度: 重要
    情報漏えい
  • CVE-2022-38393 / CVSS: 7.5 / 深刻度: 重要
    サービス拒否
  • CVE-2023-28703 / CVSS: 7.2 / 深刻度: 重要
    任意のシステムコマンドを実行
  • CVE-2023-31195 / CVSS: N/A / 深刻度: N/A
    ユーザーのセッションが乗っ取られる恐れ

CVSSスコア(最大10点)はもっとも高いもので9.8。深刻度『緊急』が2件、『重要』が6件、その他が1件。

CVSSスコアと深刻度
CVSSスコアと深刻度

対象となる製品名および修正したファームウェアへのリンクは以下。

ファームウェアアップデートは上記リンクから手動で、または、ルーターの管理画面からアップデートすることができます。

ASUSは、なるべく早くファームウェアをインストールするよう注意喚起しています。

Posted by にっち