Malwarebytes、Chromeが起動しない不具合を修正。Windows11 22H2でKB5027231インストール後に発生していた不具合
Malwarebytesは、KB5027231をインストール後にGoogle Chromeが起動しなくなる不具合を修正しました。
2023年6月14日にWindowsUpdateに配信されたWindows11 22H2用セキュリティ更新プログラムKB5027231をインストールすると、アンチウイルスソフトのMalwarebytesを使用している環境において、ブラウザのGoogle Chromeが起動しないという不具合が発生しています。
この不具合は、Malwarebytes Premium (有料版)の機能『Exploit Protection』に起因しており、この機能がオン(有効)になっているとGoogle Chromeが起動しなくなります。
Malwarebytesは、日本時間で2023年6月16日にこの不具合を修正するアップデートをリリースしました。Malwarebytes Premiumをお使いの方は、自動更新(デフォルトでは1時間毎)によりアップデートが適用されてこの不具合が修正されます。
すぐにでもアップデートを入手した場合は、Malwarebytes Premiumの画面右上の歯車アイコン(設定) → 『General』 → 『About』 → 『Check for updates』から手動でアップデートができます。
なお、今回の修正は、『Exploit Protection』からGoogle Chromeだけを除外するというもので、応急処置的な修正になります。完全な修正は、今後数週間のうちにリリースを予定しているとのことです。
2023/6/20追記
Malwarebytesは、Malwarebytes version 4.5.31.270 / Component version: 1.0.2047にて、この不具合を完全に修正したことを発表しました。なお、手動で『Exploit Protection』からGoogle Chromeを除外していた場合は、再び手動でオンにする必要があります。(自動でオンになりません) 上記のアップデートにより、自動で除外されていた場合は、今回のアップデートで自動でオンになります。