ES版Ryzen 8000シリーズらしきCPUがLHC@homeなどに掲載。Zen 5の初期サンプルをテスト中か
Zen 5世代となるES版Ryzen 8000シリーズらしきCPUが、LHC@homeとEinstein@Homeに掲載されました。海外メディアのVideoCardzが報じました。
分散コンピューティングプロジェクトのLHC@homeとEinstein@homeに、ES版Ryzen 8000シリーズらしきCPUを搭載したPCが掲載された。 プロセッサー名はどちらも同じで『AMD Eng Sample: 100-000001290-11_N [Family 26 Model 64 Stepping 0]』と記されている。コア数は8C16Tのようだ。 システム構成はどちらも32GBメモリのWindows11環境だがグラボが異なる。LHC@homeではGPUにRadeon RX 7900シリーズを使用しているが、Einstein@Homeでは名前が検出されないVRAM 12GBのRadeonカードが使用されている。 注目点はプロセッサー名の『Family 26』というFamily IDだ。Family 23 (17h)にはZen、Zen+、Zen 2が、Family 25 (19h)にはZen 3、Zen 4が含まれる。しかし、Family 26 (1Ah)というIDは、これまで使用されておらず、新しいアーキテクチャであることを強く示唆している。(※カッコ内は16進数表記) どうやらAMDの誰かが初期サンプルのZen 5 CPUの性能を複数のベンチマークでテストしているようだ。 [Source: VideoCardz] |
海外メディアのAngstronomicsは、2022年8月時点で、「次のメジャーリビジョンは、2024年に登場するFamily 1AhのZen 5だ」とリークしています。このリークが間違いでなければ、今回、掲載されたCPUは、Zen 5 / Ryzen 8000シリーズのES版で間違いなさそうです。