内蔵SATAドライブをリムーバブルドライブと誤認する不具合。Microsoft、Windows11でも発生していることを認める
Microsoftは、Windows11でも内蔵SATAドライブがリムバーブルドライブ・リムーバブルメディアと誤認される不具合が発生していることを発表しました。
不具合概要
タスクバー右下、通知領域の『ハードウェアを安全に取り外してメディアを取り出す』に、内蔵SATAドライブ(HDDやSSD)がリムーバブルドライブ・リムーバブルメディアとして表示される場合があります。
この問題はWindows10やWindows8.1、Windows7などでも発生していましたが、Microsoftは、Windows11でも発生することを認めました。
対処方法・回避策
特に気にならなければ、そのまま放置してても構いません。もし、特定のドライブを非表示にしたい場合は以下の手順でできます。
非表示にする方法 (Windows11 / 10 / 8.1用手順)
1. [Windows] + [R]キーを押して、『ファイル名を指定して実行』ウィンドウを開き、そこに『devmgmt.msc』と入力してエンター
2. 『デバイス マネージャー』が開いたら、『ディスク ドライブ』にある非表示にしたいドライブを右クリックして『プロパティ』を選択。『Bus Number』の番号を覚えておく。以下の例では『0』
3. [Windows] + [R]キーを押して、『ファイル名を指定して実行』ウィンドウを開き、そこに『regedit』と入力してエンター。『レジストリ エディター』の起動確認が表示されたら『はい』を選択
4. レジストリエディターが起動したら、以下のレジストリを設定する。
【キー】SYSTEM\CurrentControlSet\Services\storahci\Parameters\Device 【複数行文字列値】TreatAsInternalPort 【値のデータ】『2.』の項目のBus Numberの数字を入れる。以下の画像例では『0』 |
あとはPCを再起動すれば完了です。これで設定したドライブは『ハードウェアを安全に取り外してメディアを取り出す』に表示されなくなります。もし、再び表示させたくなった場合は、『4.』で設定した『TreatAsInternalPort』を削除すれば再び表示されるようになります。