Photoshop 2023、フォントが『小塚ゴシックPr6N R』に強制される不具合。24.4.1で発生。対処方法あり
Adobeは、同社製アプリケーションPhotoshop 2023 バージョン24.4.1において、フォントが『小塚ゴシックPr6N Rの12pt』へと自動で切り替わる(固定される・強制される)不具合が発生していることを発表しました。
不具合概要
Photoshop 2023 バージョン24.4.1にアップデートすると、フォントの入力時に『小塚ゴシックPr6N Rの12pt』へと切り替わります。例えば、メイリオにフォントを指定していたとしても、入力時に『小塚ゴシックPr6N Rの12pt』へと勝手に切り替わります。
対処方法・回避策
この不具合を回避するには、以前のバージョン(Windowsは24.3、Macは24.2)に戻すようAdobeは案内しています。なお、Windows版の24.3にはアクションによる上書きができない不具合が発生しているため、この不具合も回避する場合はWindows版は24.2へとロールバックしてください。
手順は以下。
- Creative Cloudデスクトップアプリを開きます
- アプリ左上にある『全てのアプリ』を選択し、Photoshopの項目の横にあるその他のオプションを表示するアイコン『…』をクリックします
- ドロップダウンリストで『他のバージョン』を選択します
- 表示されるリストから『Photoshop 24.3』あるいは『Photoshop 24.2』の横にある『インストール』を選択し、完了をお待ちください
また、バージョンを戻す際には、セキュリティソフトとの競合やネットワークの遅延による誤作動により、設定やプリセットが初期化される恐れがあるとし、以下の『Sttings』と『Presets』フォルダをバックアップ(コピー)して、バージョンを下げたあとに元の場所へ上書きするよう案内しています。
Windows:
C:\ユーザー\<ユーザー名>\AppData\Roaming\Adobe\Adobe Photoshop 2023\Adobe Photoshop 2023 Settings |
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Windows:
C:\ユーザー\<ユーザー名>\AppData\Roaming\Adobe\Adobe Photoshop 2023\Presets |
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なお、上記フォルダには隠しフォルダが含まれているため、もし、アクセスできない場合は『Windowsの隠しファイルおよび隠しフォルダーを表示する』または『Mac OSでユーザーライブラリフォルダーを表示できない』のページをご覧ください。
現在、Adobeのエンジニアチームはバグの修正に取り組んでおり、進展があり次第、本不具合のページを更新するとのことです。