Puget Systems、2022年のCPUシェア率公開。Intel vs. AMD
海外のBTO PCメーカーPuget Systemsは、同社における2022年のCPUシェア率を公開しました。
まず最初に、Puget Systemsはシェア率のデータについて以下のように説明しています。
これらのデータは総販売台数ではなく、注文単位のデータです。当社は、大量のシステムを購入されるお客様が多く、その中には変わった構成のものもあります。そういった大口注文は、データに大きなスパイクが発生するため、フィルターをかけたいと考えました。 |
例えば、1人のお客さんがIntel CPUを搭載したPCを10台購入してもカウントは1件にしている、ということだと思われます。
また、以下のデータはあくまでもPuget Systemsでのシェア率を示すもので、世界的な売り上げやシェア率を示すものではないことはご留意ください。
まずはクライアントCPUのシェア率がこちら。
2021年は、Intelが第11世代Core 11000シリーズ(Rocket Lake)を、AMDがRyzen 5000シリーズを主に販売していました。Core 11000シリーズの売り上げは振るわず、AMDが約70%のシェアを得ていました。
しかし、2021年11月にIntel第12世代Core 12000シリーズ(Alder Lake)が発売されて、2022年1月からは逆転し、2022年のシェア率はIntelが約70%、AMDが約30%となりました。
続いて、ワークステーションCPUのシェア率がこちら。
ワークステーションCPUシェア率 - Intel vs. AMD
2021年は、IntelがXeon W-3200シリーズで最大28コア、Xeon W-3300シリーズで最大38コアに留まっている一方、AMDはThreadripper (PRO) 3000シリーズで最大64コアと、スペックに大きな差がつきました。結果、シェア率はAMDが約90%、Intelが約10%となりました。
この傾向は2022年に入っても変わらず、AMDが約90%、Intelが約10%のシェア率となっています。2022年後半にZen 3世代のThreadripper PRO 5000WXシリーズが発売されてからはさらに差がつき、2022年11~12月に至ってはAMDが約95%、Intelが約5%のシェア率となりました。