A620マザボードの写真がリーク。ASRock A620M-HDV/M.2。Ryzen 9 7950X3DなどX3Dと組み合わせればコスパに優れた高性能ゲーミングPCに
海外メディアのVideoCardzにより、AMD A620チップセットAM5マザーボード『ASRock A620M-HDV/M.2』の写真がリークされました。
メモリスロットは2スロット。I/Oポートは非常にスッキリしており、USB x5、有線LAN x1、オーディオポート、iGPU用DisplayPort / HDMI出力と、必要最低限のものしかありません。
A620チップセットは、B650E / B650よりも機能が制限されたエントリーレベルとなっており、B650Eと比較すると以下のような具合です。
CPU PCIe レーン | チップセット PCIe レーン | USB 3.2 Gen 2x2 / 2x1 | USB 3.2 Gen 1x1 | USB 2.0 | CPU OC | RAM OC | |
B650E | 最大28 (PCIe 5.0) | 8 (PCIe 4.0) | 1/4 または 0/6 | 0 | 6 | ○ | ○ |
A620 | 最大28 (PCIe 4.0) | 8 (PCIe 3.0) | 0/2 | 2 | 6 | x | ○ |
特に注目したいのがCPUのオーバークロック。X670 (E)やB650 (E)はオーバークロックに対応していますが、A620は対応していません。また、PCIe 5.0にも対応していません。
しかし、その分、価格が安く、MSI PRO A620M-Eは海外のPCショップで100ドル以下の値段が付けられています。(ASRock A620M-HDV/M.2がいくらになるかはわかりませんが)
元々オーバークロックに対応していないRyzen 9 7950X3DやRyzen 9 7900X3D、Ryzen 7 7800X3Dと組み合わせれば、コストパフォーマンスに優れた高性能なゲーミングPCを組むことができそうです。
2023/4/2追記
A620は、マザーボードによってはRyzen 7 7800X3DなどのTDP 65Wを超えるCPUが使用できないようです。詳細は以下の記事をご覧ください。