Backblaze、2022年のHDD故障率公開。やっぱりあのメーカーのHDDが一番壊れやすかった
Backblazeは、データセンターで稼動しているハードディスク(以下、HDD)を対象に、2022年のHDD故障率を公開しました。
2022年のHDD故障率
2022年のHDD故障率 [Source: Backblaze]
対象となるのは2022年1月1日から12月31日まで使用された230,921台のHDD。最も故障が多かったのはSeagateの14TB HDD『ST14000NM0138』で故障率は5.7%。その一方、もっとも故障が少なかったのもSeagate製で、8TB HDDの『ST8000NM000A』は故障率0%でした。ただし、サンプル数も一番少なく、79台での率であることには留意が必要です。
各社ごとの全ドライブの平均故障率(メーカーごとのAFRを全て足して、モデル数で割って算出)は、Seagateが2.24%、東芝が1.41%、HGSTが1.33%、WDが0.2%。WDが最も低い平均故障率でした。
2020~2022年の年別HDD故障率
2020年から2022年までの年別HDD故障率で見ると、平均故障率(3年間のAFRを足して3で割って算出)は、Seagateの14TB HDD『ST14000NM0138』が3.49%と最も高い故障率を見せています。
2013~2022年のHDD生涯故障率
2013年から2022年までのHDD生涯故障率で見ると、各社ごとの全ドライブの平均故障率はSeagateが1.59%、HGSTが1.17%、東芝が1.092%、WDが0.24%。