AMD、BSoDやPCが起動しなくなる不具合を認める。AMD Software: Adrenalin Editionで発生
AMDは、AMD Software: Adrenalin Editionドライバ(旧名: Radeon Software)のインストール後に、ブルースクリーンエラー(BSoD)が表示されたり、PCが起動しなくなる不具合が発生していることを認めました。
2023年2月頃から、AMD Software: Adrenalin Editionのインストール後にBSoDが表示されたりPCが起動しなくなるとのユーザー報告が多数出ています。AMDは、本件について、海外メディアのPCWorldを介して以下の発表をしました。
AMD Software: Adrenalin Editionのインストール中にPCのアップデートが発生した場合、一部環境で発生する恐れのある不具合を再現しました。私たちは、本件について積極的に調査を行っています。 AMD Softwareをインストールする前に、すべてのシステムアップデートの適用が完了、または停止していることを確認し、AMD Softwareのインストールの際には『工場リセット』にチェックを入れないでください。 私たちは、できるだけ早くこの問題を解決することをお約束いたします。 - AMD |
この不具合は、AMD Software: Adrenalin Editionをインストールする際に『工場リセット』にチェックが入っていることに起因しています。インストールする際は、『工場リセット』にチェックを入れないようお気をつけください。
すでにこの不具合に遭って、PCが起動しなくなった場合は、『システムの復元』を行うことで復旧できます。手順は以下。
▼『システムの復元』を行う方法 まず、Windows10やWindows11のインストールメディア(USBメモリやDVDなど)から起動してください。起動したら、 『次へ』 → 『コンピューターを修復する』 → 『トラブルシューティング』と進んでください。 (インストールメディアがない場合は別の方法もあります。PCWorldによると、PCを起動して、BIOSに入るかどうかの確認画面からWindowsのプログレスリング(くるくる回るサークル)の表示に切り替わる一瞬の間にPCの電源を落として、再び電源を入れることでも上記画面に入れるとのこと。タイミングがシビアなようで、PCWorldは成功するまでに合計15回試行したそうです) 以下の画面が表示されたら、 『システムの復元』を選択して、あとはそのまま進めて、ドライバのインストール前の日付に復元してください。 |