GeForce 531.61 ドライバ 不具合情報。Chromium系アプリに市松模様が表示されるなど
GeForce 531.61ドライバの不具合情報です。NVIDIA公式の既知の不具合と、海外のGeForceフォーラムで目に付いたユーザー報告を意訳しています。ユーザー報告は全ての環境で発生するものとは限らず、環境依存の可能性もあります。同様の不具合にお悩みの方の参考になりましたら幸いです。
NVIDIA公式: 既知の不具合 (リリースノート + フォーラム)
・Chromiumベースのアプリケーションにおいて、市松模様のようなものがランダムに表示される場合があります ［New］
・Surface BookおよびSurface Studio環境において、バッテリー起動の場合、dGPUが最低クロックになります ［New］
・GeForce RTX 4000シリーズ搭載ノートPC環境において、530番台のドライバへとアップデート後にランダムでブラックスクリーンや『ディスプレイドライバーの応答停止と回復』(TDR)が発生する場合があります ［New］
・SOLIDWORKSにおいて、アプリケーションの設定から『Enhanced Graphics Performance』を有効にすると、モデルが正常に描画されない場合があります ［New］
・無効なEDIDを含んだモニターにおいて、解像度やリフレッシュレート、表示に問題が発生する場合があります。問題が発生した場合、こちらの手順に沿って、dmpファイルを出力して、dmpファイル、グラフィックスカード名、モニターのメーカー名・モデル名を『driverfeedback@nvidia.com』まで送信してください。可能であれば最後に動作したドライバでのdmpファイル、dispdiagログファイルも一緒に送信してください［New］
・GeForce ExperienceのFreestyleフィルターを適用するとゲームがクラッシュします
・DPCレイテンシーが増加(悪化)します。LatencyMonにて確認 (※NVIDIAスタッフのManuel氏によると、スタッター(カクつき)や音飛びなどは今のところ確認されていないとのこと。わずかに悪化しており、現在調査中とのことです)
・非ネイティブ解像度を使用している環境において、ゲーム内でHDRのオン/オフを切り替えると、ゲームが不安定になります
・DSR / DLDSRが有効な環境において、モニターがスリープから復帰後に、表示が一時的にちらつく場合があります
・Halo Wars 2において、ゲーム内の葉っぱの表示が通常よりも大きくなり、常に点滅します
・GeForce RTX 4090環境において、Watch Dogs 2のプレイ中に空を見ると画面がちらつく場合があります
・OCCTのVRAMテストでメモリ使用量がフルになって終了すると、イベントビューアーのログに『nvlddmkm』のエラーが記録されます
ユーザー報告の不具合
・531.61も含め、ここ2～3のドライバをインストールすると、NVIDIAコントロールパネルから165Hzのリフレッシュレートを選択できなくなります。モニターはASUS TUF Gaming VG27WQを使用しています。ドライバを古いのに戻すと直りましたが、再び新しいドライバをインストールするとやはり再発します
・531.29以降、テレビが表示されません。HDMI EDIDバージョンを2.0から1.4に切り替えると表示されますが、低画質になります。テレビは『UHD 50ADS668S』を使用しています
・GeForce RTX 3050 Tiを搭載したノートPCを使用していますが、531.61にしてからゲームのフレームレートが大幅(約40 fps)に低下しました。531.41にロールバックしたところ正常に戻りました
・531.61にしてからBraveブラウザが以下のように点滅します。画像やコンテンツが多いページではさらに悪化します。グローバル設定を初期化することでこの不具合は発生しなくなりました。奇妙なことに初期化前と同じ設定に戻してもこの不具合が再発することはありませんでした。
・531.61にしてからMicrosoft EdgeでYouTubeの動画を見ると、ブラウザとデスクトップがフリーズします。この不具合はGTX 1000シリーズ環境で発生しています。『ハードウェアアクセラレータによるGPUスケジューリング』(HAGS)を無効にすることでフリーズしなくなります。528.49ではこんなことはありませんでした
・Forza Horizon 5の砂丘マップ(DLC)で酷いスタッター(カクつき)が発生します。531.29にロールバックすると直りました
新たに、Chromium系のアプリに市松模様が表示されたり、SurfaceでdGPUのクロックが上がらないなどの不具合が発生しています。Chromium系のアプリというと、Microsoft EdgeやGoogle Chrome、Steamなどが挙げられます。
不具合にお困りの場合は、ドライバのロールバックをお試しください。以前のドライバはNVIDIAのサイトよりダウンロードができます。