DirectStorageはロードが短くなるものの平均fpsが低下。Forspokenで実証 [Update 1: PC Games Hardwareがリザルトを撤回]
DirectStorageを使用するとゲームのロード時間は短くなるものの、フレームレートが低下する模様です。海外メディアのVideoCardzが報じました。
更新履歴 [記事初公開日: 2023/1/27] ① 記事下部にPC Games Hardwareがリザルトを撤回した旨を加筆。[2023/1/28] [New] |
MicrosoftのDirectStorageテクノロジーは、ゲームアセットの解凍にGPUパワーを活用することで、ゲームのロード時間を改善する。言い換えるなら、GPUパワーを消費するデータが多いほどに、性能の低下が表れる可能性がある。 ドイツのPC Games Hardwareがこれを実証した。ForspokenはDirectStorageをサポートするゲームだ。3つの異なるストレージを用いて、4K解像度でこのゲームを実行したところ、以下のようなパフォーマンス差が表れた。
これらのテストは、Core i9-12900K、GeForce RTX 4090環境で行われた。使用されたSSDはSATA SSD、PCIe Gen 3 (PCIe 3.0) SSD、PCIe Gen 4 (PCIe 4.0) SSDだが、具体的な製品名は不明だ。 [Source: VideoCardz] |
読み込み速度が速ければ速いほど、ゲームパフォーマンスへの影響が大きく出るようです。SATA SSDの平均フレームレートは83.2 fpsですが、PCIe 3.0 SSDは75.3 fps、PCIe 4.0 SSDは74.4 fpsと、ストレージが速くなるほど平均フレームレートが低下していっています。
ロード時間が短くなるというのは嬉しい機能ですが、肝心のフレームレートが低下するのはいただけません。
2023/1/28追記
PC Games Hardwareが上記のリザルトを撤回しました。PC Games Hardwareによると、ロード画面ではfpsが高くなり、低速のSSDであればあるほどロード時間が長くなってフレームレートが有利になるということを考慮していなかったためとのこと。PC Games Hardwareは、後日、詳細なテストを再び行うとしています。