Intel Arc Aシリーズはドライバが未成熟。たった1つのレビューから43件もの不具合報告

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Intel Arc Aシリーズグラボ用ドライバ『Arcグラフィックスドライバ』は、かなりの数の不具合を内包している模様です。IntelのLisa Pearce氏は同社ブログにて以下のように述べています。

Intel Blog - Lisa Pearce氏の投稿

Gamers NexusによるArc A380のレビューでは43件の不具合報告いただきました。私たちはそのうちの4件を2022年7月末までに修正しました。その後、2022年8月19日公開のドライバでは21件のUIに関する不具合を修正しました。さらに、『Stray』と『Horizon Zero Dawn』がクラッシュする不具合の修正、『Marvel’s Spider-Man』のパフォーマンスに関する不具合の修正なども行いました。

[Source: Intel

驚くことに、たった1つのレビューから43件もの不具合報告が上がったそうです。1つのレビューからこれだけ出てくるということは、まだ見つかっていない不具合も相当数ありそうです。

Gamers Nexusの報告の甲斐あってか、2022年8月19日付けで公開されたArcグラフィックスドライバ 30.0.101.3268 Betaでは、修正された不具合と既知の不具合の数がとんでもないことになっています。30.0.101.3268 Betaのリリースノートが以下。

Arcグラフィックスドライバ 30.0.101.3268 Beta - 修正された不具合と既知の不具合
修正された不具合と既知の不具合

多数の修正と、いまだ修正されていない既知の不具合が山のようにあります。Arc Aシリーズの購入を検討している方は、ドライバが未成熟であることを念頭に置いておくべきでしょう。

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Posted by にっち