ASUS、ROG MAXIMUS Z690 HEROを約1万台リコール。発火により火災の危険があるとして
ASUS製マザーボード『ROG MAXIMUS Z690 HERO』からの発火により、火災の危険があるとして、米国消費者製品安全委員会(CPSC)から同製品のリコールがアナウンスされました。
『ROG MAXIMUS Z690 HERO』の発火問題は2021年12月末頃に海外で露呈し、2022年1月にASUS JAPANから同製品に不具合がある旨がアナウンスされました。
その当時は、「北米で数件の事故が報告されている」と言われていましたが、今回、2022年8月18日付けでCPSCからアナウンスされた内容によると、影響を受ける製品は約1万台にも上るとされています。
この不具合は、マザーボード上のコンデンサーが逆向きに取り付けられていることに起因し、その結果、ショート、過熱、融解、火傷、最悪の場合は火災の危険性があるとされています。
実際に発火したASUS ROG MAXIMUS Z690 HERO
CPSCからのアナウンスは米国のみを対象としており、現時点ではそのほかの国への影響はわかりません。いずれにしても、『ROG MAXIMUS Z690 HERO』をお使いの方は、今一度、この不具合の影響を受けていないか確認するとともに、万が一、影響を受ける製品だった場合は、ただちに使用を中止してください。
この不具合の影響を受けるかどうかは、製品パッケージから確認できます。2021年に製造された以下のシリアルナンバーおよびパートナンバーに該当する製品が影響を受けます。
- Serial No.が『MA』『MB』『MC』のいずれかから始まる
- Part No.が『90MB18E0-MVAAY0』
このほか、ASUS Webサイトより、シリアルナンバーを入力することで、影響を受けるかどうかを確認することもできます。
もし、対象製品だった場合は、ASUS JAPANのページをご覧いただき、代理店へとご連絡ください。