Meteor LakeのアーキテクチャもAlder Lakeと同じか。P-CoreのRedwood CoveはGolden Cove++
Meteor Lake (Intel第14世代Core 14000シリーズ)のP-Coreのアーキテクチャも、Alder Lake (第12世代Core 12000シリーズ)と変わりないようです。
Alder LakeのP-CoreにはGolden Coveが採用されています。Raptor Lake (第13世代Core 13000シリーズ)ではRaptor Coveが採用されていますが、名前が違うだけでマイクロアーキテクチャ自体はGolden Coveと変わりないことが先日明らかになりました。この流れはMeteor Lakeでも続いているようです。
文字にするとちょっとややこしいので表にすると以下のようになります。
P-Core | ID | E-Core | ID | プロセス | |
Alder Lake (Core 12000) | Golden Cove | 0x1 | Gracemont | 0x1 | Intel 7 (旧名: 10nm) |
Raptor Lake (Core 13000) | Raptor Cove (Golden Cove+) | 0x1 | Gracemont | 0x1 | Intel 7 (旧名: 10nm) |
Meteor Lake (Core 14000) | Redwood Cove (Golden Cove++) | 0x1 | Crestmont | 0x2 | Intel 4 (旧名: 7nm) |
※『Golden Cove+』はイメージしやすくするための仮称 |
上記のIDはNative Model IDと呼ばれるもので、マイクロアーキテクチャに付けられるIDとされています。P-CoreのIDは全て0x1となり、マイクロアーキテクチャに変更がないことを示しています。Coelacanth’s Dreamによると、これらのデータはLinuxのmapfile.csvから見つかったとされています。
Meteor Lakeでもマイクロアーキテクチャの更新がないのは残念ですが、プロセスノードはIntel 7からIntel 4へと微細化されるため、ある程度のIPCの向上は期待できるでしょう。
なお、上記Meteor Lakeのデータが確定かどうかは定かではありません。上記内容は発売前の早期情報のため、今後、mapfile.csvが更新されて異なるNative Model IDへと変更される可能性があることはご留意ください。
2022/10/31追記
Coelacanth’s Dreamによると、Meteor LakeのNative Model IDが0x2へと変更された模様です。