CPU反り防止フレーム『Contact Frame』の冷却効果。Core i9-12900Kが最大10度低下
海外メディアのTechPowerUpにより、CPU反り防止フレーム『Thermal Grizzly Contact Frame』の冷却効果が報じられました。
Thermal Grizzlyは、Intel第12世代Core 12000シリーズCPU(コードネーム: Alder Lake)が曲がる・反る問題を解決するために、『Contact Frame』というCPU反り防止フレームを発売した。 LGA1700ソケットのデフォルトのILM (Independent Loading Mechanism / CPUソケット固定カバー・固定機構の総称)は、圧力が強すぎるため、CPUが物理的に曲がる・反るという問題を抱えている。CPUが曲がって凹形状になると、グリスの厚みが増すため、熱伝達能力が低下する。Thermal Grizzlyによると、『Contact Frame』はこの問題を解決するという。 Igor’s Labがこの製品をテストしたところ、デフォルトのILMと比較して、Intel Core i9-12900K環境で最大10.19度もCPU温度が低下したという。 テストは、P-Core 5GHz固定、E-Core無効、水冷環境でPrime95を回して行われた。デフォルトのILMだと70.48度だったのが、『Contact Frame』に変えると60.29度へと下がったという。 [Source: TechPowerUp] |
『Contact Frame』の冷却効果はかなり優れているようです。『Contact Frame』だけに限らず、Amazonで1,700円前後で販売されているThermalrightの『LGA1700-BCF』など、その他のCPU反り防止フレームでも同様の効果が期待できるでしょう。