Windows ServerにDNSの名前解決に失敗する不具合。対処方法あり
Microsoftは、Windows Server環境において、DNSの名前解決に失敗する不具合が発生していることを発表しました。
不具合概要
DNSサーバーとして実行しているWindows Server 2019環境において、2022年1月26日にリリースされた更新プログラムKB5009616以降をインストールすると、DNSスタブゾーンが正しくロードされず、DNSの名前解決に失敗する恐れがあります。
この不具合が発生するOSバージョンおよび不具合を内包する更新プログラムは以下。
- Windows Server 2019
KB5011551 (2022年3月23日公開 プレビューリリース)
KB5011503 (2022年3月9日公開 セキュリティ更新プログラム)
KB5010427 (2022年2月16日公開 プレビューリリース)
KB5010351 (2022年2月9日公開 セキュリティ更新プログラム)
KB5009616 (2022年1月26日公開 プレビューリリース)
対処方法・回避策
この不具合は、Known Issue Rollback (KIR / 更新プログラムをアンインストールしなくても問題の部分だけをロールバックできる機能)を使用して修正されます。ただし、KIRは自動的に展開(配信)されません。
もし、お使いの環境が影響を受ける場合は、手動で以下の特別なグループポリシーをインストールし、設定する必要があります。
設定方法の詳細は『グループ ポリシーを使用して既知の問題ロールバックを展開する方法』(日本語ページは機械翻訳で意味不明な箇所あり。英語ページはこちら)をご覧ください。