ファイルエクスプローラーにMicorsoft製品の広告が表示。Windows11 Insider Previewにて
Windows11 Insider Previewのファイルエクスプローラーに、Microsoft製品の広告が表示されるようになりました。それがこちら。
ファイルエクスプローラーに表示されたMicrosoft Editorの広告 [Source: Florain]
このスクリーンショットは、ツイッターユーザーのFlorian氏により投稿されました。ファイルエクスプローラー上部に「Write with confidence across documents, email, and the web with advanced writing suggetions from Microsoft Editor」(Microsoft Editorの高度な文章作成機能を使用すれば、文書、Eメール、Webに自信を持って書くことができます)と書かれた、Microsoft Editorの広告が表示されています。Florian氏によると、この広告は、最新のWindows11 Insider Previewで表示されたそうです。
この広告を見たツイッターユーザーからは「失望した」「もし、これが通常版のWindows11にも表示されるようになるなら残念と言わざるを得ない」「Microsoftよ、こんな馬鹿げたことは今すぐやめた方がいい。エクスプローラーを捨てて他のものに乗り換えさせたいのであれば、これは効果的な方法だが」など、Microsoftへの非難の声が上がっています。このほか、ツイッター上ではOfficeに関する広告も表示されたという報告も出ており、Microsoftは複数の自社製品をプッシュしている模様です。
これらの広告は、全てのInsider Preview環境に表示されるわけではなく、今のところ一部のInsider Preview環境のみに留まっています。おそらく、A/Bテストを行って反応を窺っているのでしょう。そのため、このまま通常版のWindows11でも表示されるようになるかどうかは定かではありません。
なお、ファイルエクスプローラー上にMicrosoft製品の広告が表示されるのは今回が初めてではありません。Microsoftは、2017年にWindows10でも同じことをしており、OneDriveへの課金を促すなどしてユーザーから大きな反発を受けました。
Windows10のファイルエクスプローラーにも一時期広告が表示されていた
広告が表示されていたのは一時的で、今となっては見かけなくなりましたが、機能としてはまだ残っており、Microsoftがやろうと思えばいつでも広告を表示させることができます。
このようなMicrosoft製品をゴリ押しする広告は、Windows10では、ファイルエクスプローラーの『オプション』 → 『表示』(タブ) → 『詳細設定』(枠内) → 『同期プロバイダーの通知を表示する』のチェックを外すことで無効化・非表示にできます。Windows11にも同じ設定があるため、もし、通常版のWindows11でもMicrosoft製品の広告が表示されるようになった場合は、この手順で無効化できるものと思われます。
追記
この広告表示は手違いだったとMicrosoftが釈明しました。詳細は以下の記事ををご覧ください。