Backblaze、2021年のHDD故障率公開。2021年もあのメーカーのHDDが最も壊れやすいという結果に

HDD

HDD故障率

Backblazeは、データセンターで稼動しているハードディスク(以下、HDD)を対象に、2021年のHDD故障率を公開しました。

2021年のHDD故障率

2021年のHDD故障率
2021年のHDD故障率 [Source: Backblaze

対象となるのは2021年1月1日から12月31日まで使用された202,759台のHDD。Seagateの14TB HDD『ST14000NM0138』が最も壊れやすく、故障率は4.79%。一方で、同社製の6TB HDD『ST6000DX000』は故障率0.11%と最も低い数値となっています。

各社ごとの全ドライブの平均故障率(メーカーごとのAFRを全て足して、モデル数で割って算出)は、Seagateが1.60%、東芝が1.21%、HGSTが0.42%、WDが0.28%。WDが最も低い数値ですが、サンプル対象が2モデルしかないことには留意が必要です。

2019~2021年の年別HDD故障率

2019~2021年の年別HDD故障率
2019~2021年の年別HDD故障率

2019年から2021年までの年別HDD故障率で見ると、Seagateの12TB HDD『12TB ST12000NM0007』が3年間での平均故障率2.12%と非常に高い故障率を見せています。

HGSTの4TB HDD『HMS5C4040BLE640』は3年連続で0.5%以下となっており、3年間での平均故障率は0.34%と良好な数値を示しています。

2013~2021年のHDD生涯故障率

2013~2021年のHDD生涯故障率
2013~2021年のHDD生涯故障率

2013年から2021年までのHDD生涯故障率で見ると、各社ごとの全ドライブの平均故障率はSeagateが1.61%、東芝が0.92%、HGSTが0.43%、WDが0.27%。2020年と同様、Seagateが最も壊れやすいHDDメーカーとなりました。なお、WDが最も低い数値ですが、サンプル対象が2モデルしかないことには留意が必要です。

Posted by にっち