KB5009543やKB5009566などのインストールが失敗する不具合。0x800f0988、0x800f0922エラー [Update 1]

WindowsUpdate

WindowsUpdate

一部環境にて、2022年1月12日に公開・配信されたWindows10 21H2 / 21H1 / 20H2用セキュリティ更新プログラムKB5009543や.NET Framework用KB5008876、Windows11 21H2用セキュリティ更新プログラムKB5009566や.NET Framework用KB5008880のインストールが失敗するという不具合が発生しています。

更新履歴
① その他の修正方法を記事下部に加筆。 [2022/1/24] [New]

KB5009543 / KB5008876 / KB5009566 / KB5008880のインストールが失敗する

ユーザーによる不具合報告

  • Windows10用『.NET Framework 3.5 および 4.8 の累積的な更新プログラム』のKB5008876のインストールに問題があります。100%までいって0x800f0922エラーで失敗します。
  • 私もWindows10用セキュリティ更新プログラムKB5009543が0x800f0988エラーで、KB5008876が0x800f0922エラーで失敗します。
  • Windows11用セキュリティ更新プログラムKB5009566が0x800f0988エラーインストールできません。
    KB5009566 - 0x800f0988エラーで失敗
  • 私もKB5009566が0x800f0988エラーで、.NETのKB5008880が0x800f0922エラーで失敗します。
  • 私もこれらとまったく同じエラーコードでインストールできません。
  • KB5009566を何度インストールしようとしても失敗し続けます。

上記報告はRedditに寄せられており、『0x800f0988』『0x800f0922』といったエラーで2022年1月12日の更新プログラムのインストールに失敗するとの報告が出ています。失敗報告が出ているのは以下の更新プログラム。

  • Windows10
    KB5009543 (セキュリティ更新プログラム) - 0x800f0988エラー
    KB5008876 (.NET Framework 3.5 および 4.8 の累積的な更新プログラム) - 0x800f0922エラー
  • Windows11
    KB5009566 (セキュリティ更新プログラム) - 0x800f0988エラー
    KB5008880 (.NET Framework 3.5 および 4.8 の累積的な更新プログラム) - 0x800f0922エラー

これらのエラーは必ず起こるわけではなく、あくまでも一部環境でのみ起こっている現象であることはご留意ください。過去の例では再度WindowsUpdateを実行してみるとインストールに成功する場合があります。ただ、何度やっても失敗するとの報告も出ており、現在のところ、これらのエラーが発生した際の明確な解決策は判明していません。

『0x800f0988』エラーについてはコマンドプロンプト(管理者)を起動して『dism /online /cleanup-image /startcomponentcleanup』と入力してエンターを押すと改善する場合があります。

『0x800f0922』エラーについてはMicrosoft Edgeをアンインストールしている環境で発生する場合がありますので、お心当たりのある方は、Microsoft Edgeの再インストールをお試しください。ビジネス向けEdge普通のEdge、どちらでも大丈夫です。

このほか、こういったエラーコードが表示された場合、Microsoft公式の対策としては、トラブルシューティングを実行するよう案内しています。

Windows10での手順は、『スタートボタン』 → 『設定』 → 『更新とセキュリティ』 → 『トラブルシューティング』 → 『追加のトラブルシューティング ツール』 → 『Windows Update』を選択して『トラブルシューティング ツールの実行』を選択し、トラブルシューティングの実行が完了したら、PCを一度再起動して、再びWindowsUpdateを実行してください。

Windows10 - トラブルシューティングツールの実行方法

Windows10 - トラブルシューティングツールの実行方法
Windows10 - トラブルシューティングツールの実行方法

Windows11での手順は、『スタートボタン』 → 『設定』 → 『システム』 → 『トラブルシューティング』 → 『その他のトラブルシューティング ツール』 → 『Windows Update』の『実行』を選択し、トラブルシューティングの実行が完了したら、PCを一度再起動して、再びWindowsUpdateを実行してください。

Windows11 - トラブルシューティングツールの実行方法

Windows11 - トラブルシューティングツールの実行方法
Windows11 - トラブルシューティングツールの実行方法

なお、WindowsUpdateを実行してもエラーが出ずに、0%や20%台などで止まっているだけなら、単に時間がかかっているだけなので、気長にお待ちください。今回のアップデートは環境によっては(主に低スペック)2時間くらいかかるとの報告が出ています。

Update 1: その他の修正方法 [2022/1/24] [New]

以下の手順でエラーが解消されてWindowsUpdateが正常に完了したとの報告が複数件出ています。本不具合にお困りの方はお試しください。

  1. 『C:\Windows\SoftwareDistribution\Download\』の中を全て削除
  2. コマンドプロンプト(管理者)から以下のコマンドを順次実行
    『DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth』
    『SFC /scannow』
  3. PCを再起動。上記「2.」が正常に完了した場合(ファイルが修復されたり、エラーが見つからなかった場合)はWindowsUpdateを実行。正常に完了しなかった場合は再び以下のコマンドを実行
    『SFC /scannow』
  4. 「3.」が正常に完了した場合はPCを再起動してWindowsUpdateを実行。正常に完了しなかった場合は以下のコマンドを実行
    『chkdsk C:』
  5. PCを再起動して以下のコマンドを実行
    『SFC /scannow』
  6. 「5.」が正常に完了したらPCを再起動してWindowsUpdateを実行