GOG Galaxyが原因でスリープにならない不具合。対処方法あり
GOG Galaxyをインストールしている一部環境において、2021年12月16日頃から一向にスリープにならなかったりモニターの電源が切れないという不具合が発生しています。
不具合概要
コントロールパネルの『電源オプション』から『ディスプレイの電源を切る』や『コンピューターをスリープ状態にする』の時間を設定していても、一向にスリープにならなかったりモニターの電源が切れない場合があります。
この不具合は2021年12月16日頃から発生しています。
不具合の原因は、GOGが提供するゲームクライアント『GOG Galaxy』。本症状はGOG公式フォーラムに複数報告が寄せられており、GOG Galaxyを起動していると、ウィンターセールの動画バナーが原因で『Video Wake Lock』になって、スリープに入らなくなったりモニターの電源が切れなくなるほか、スクリーンセーバーも起動しなくなります。
『Video Wake Lock』になっているかどうかを確認するには、コマンドプロンプト(管理者として実行)を起動して『powercfg /requests』と入力してエンターを押してください。以下のように『DISPLAY』が『なし。』となっていれば問題ありません。
しかし、もし、『DISPLAY』に
[PROCESS] \Device\HarddiskVolume8\Program Files (x86)\GOG Galaxy\GalaxyClient.exe Video Wake Lock |
といったような表示がされていれば、『Video Wake Lock』になっており、GOG Galaxyのせいでスリープに入らなくなったりモニターの電源が切れなくなっています。
対処方法・回避策
対処方法は簡単で、GOG Galaxyのウィンターセールの動画バナーを閉じるだけです。これで、GOG Galaxyを起動していてもスリープに入り、モニターの電源も切れるようになります。心当たりのある方は一度ご確認ください。
自環境で確認してみたところ、2021年12月19日PM18:30時点では件のバナーは表示されませんでした。環境によってバナーが表示されたりされなかったりするのか、あるいは、GOGが気づいてバナーを取り下げたのかもしれません。