【Windows11】 WindowsUpdate 2022年3月 不具合情報 - セキュリティ更新プログラム KB5011493 [Update 3]
2022年3月9日にWindowsUpdateに配信されたWindows11用セキュリティ更新プログラムKB5011493の不具合情報です。
『悪意のソフトウェア削除ツール』『.NET Framework』などの更新プログラムの不具合は割愛しています。以下、2022年3月9日に公開されたセキュリティ更新プログラムの不具合およびその回避策・解決策になります。
更新履歴 ① 『追加情報2』に天気コンテンツがタスクバー左に表示される旨を加筆。 [2022/3/14] ② エクスプローラーがランダムにフリーズする不具合(ユーザー報告)を加筆。 [2022/3/16] ③ システム修復ディスクが起動しない既知の不具合を加筆。 [2022/3/26] [New] |
Windows11 21H2用セキュリティ更新プログラム: KB5011493
基本情報
KB5011493はWindows11 バージョン21H2用のセキュリティアップデートを含む累積更新プログラムです。この更新プログラムを適用することで脆弱性が修正されます。
▼更新プログラムのハイライト・修正された脆弱性や不具合 |
追加情報
Microsoftは、非対応環境にWindows11をインストールした場合、WindowsUpdateを受け取ることが保証されなくなると述べていますが、2022年3月9日時点では非対応環境にも更新プログラムが降ってきています。
追加情報2
2022年2月16日公開のプレビューリリースKB5010414以降、タスクバーが中央に配置されている場合、タスクバーの左側に天気のコンテンツが表示されるようになりました。天気にカーソルを合わせると、画面左側にウィジェットパネルが表示されて、カーソルを合わせるのをやめると消えます。
プレビューリリースをスルーしていて、今回のKB5011493で表示されるようになった方もいらっしゃると思うので、一応、再度お知らせいたします。
不具合情報
KB5011493には以下の既知の不具合があります。
不具合概要 | 回避策 | |
新しい日本語IMEを使用していると、アプリケーションにおいて、ローマ字/カナ入力モードが自動的に切り替わらない場合があります。 開発者向け情報: アプリケーションが『ImmSetConversionStatus』関数、またはVK_KANAキーエミュレーションを使用している場合、この不具合の影響を受けます。
| 以下のいずれかの対処方法をご検討ください。 < 対処方法A > < 対処方法B > | |
[New] 2022年1月12日にリリースされたKB5009566以降をインストールした環境で、コントロールパネルの『バックアップと復元 (Windows 7)』からシステム修復ディスク(CDまたはDVD)を作成すると、システム修復ディスクから起動できない場合があります。
| Microsoftから本不具合の対処方法や回避策は案内されていません。2022年1月12日までの更新プログラムを全てアンインストールすれば不具合は発生しませんが、そうすると脆弱性が未修正のままになってしまうため注意が必要です。 Microsoftは、解決に取り組んでおり、今後のアップデートで修正を予定しています。 |
不具合概要 | 回避策 | |
一部環境において、KB5011493をインストールすると、エクスプローラー(explorer.exe)がランダムにフリーズする場合があります。それに伴って、タスクバーのクラッシュなども発生する場合があります。
| KB5011493をアンインストールすることで一時的に不具合を回避できます。ただし、KB5011493はセキュリティアップデートのため、アンインストールすると、脆弱性が未修正のままになることには注意が必要です。 このほか、Microsoft Defenderを無効化(『リアルタイム保護』『改ざん防止』をオフ)することでも一時的に回避できると報告されています。このままだとMicrosoft Defenderによる保護がないため、もし、これで改善された場合は、一時的にでもサードパーティ製のアンチウイルスソフト(アンチマルウェアソフト)のインストールをご検討ください。 |