Windows11にブルースクリーンの恐れがある互換性の不具合。回避策あり
Micorsoftは、Windows11において、ブルースクリーンエラー(BSoD)の恐れがある互換性の不具合が発生していることを発表しました。
不具合概要
Intel第11世代CPUとIntel Smart Sound Technology (Intel SST)に、Windows11との互換性に問題があります。影響を受けるIntel SSTドライバがインストールされたWindows11環境において、ブルースクリーンエラー(BSoD)が発生する恐れがあります。
影響を受けるドライバは、デバイスマネージャーのシステムデバイスにある『Intel® Smart Sound Technology (Intel® SST) Audio Controller』。使用されているファイル『IntcAudioBus.sys』のバージョンが10.29.0.5152または10.30.0.5152がこの不具合の影響を受けます。
現在、この影響を受けるWindows10 PCにWindows11がインストールされないよう、セーフガード(セーフガードID: 36899911 (Windows11 21H2) / 41291788 (Windows11 22H2))が適用されています。
回避策・対処方法
Intel SSTドライバのバージョンを10.29.00.5714以降、または10.30.00.5714以降にアップデートすることで、この不具合を回避できます。これらのドライバが提供されているかどうかはPCメーカー(OEM)のサイトをご確認ください。ドライバが提供されていない場合はPCメーカーへお問い合わせください。
なお、Intel SSTドライバの10.29と10.30は別系統のため、10.29.*から10.30.*へとアップデートするだけでは解決しません。アップデートする際はバージョン番号の後ろの部分が『00.5714』以降であることをご確認ください。
Windows10環境においては、10.29.00.5714以降、または10.30.00.5714以降にアップデートすると、セーフガードが解除されて、Windows11へとアップグレードできるようになります。