Windows11で新しいIMEの不具合が修正。Windows10は未修正
Windows11で新しいIMEの不具合が修正されました。
変換候補がスクロールバーに被る不具合が修正
Windows10の場合、『設定』 → 『簡単操作』で『Windows のスクロール バーを自動的に非表示にする』をオフにして、スクロールバーを表示させた環境で新しいIMEで変換すると、
こんな風に、9列目の変換候補がスクロールバーに被って視認性が悪くなるという不具合が発生します。この不具合はWindows10 バージョン2004から発生しており、21H1に至るまで今でも修正されていません。
しかし、Windows11では、『設定』 → 『アクセシビリティ』 → 『視覚効果』 → 『スクロールバーを常に表示する』をオンにして、スクロールバーを常時表示させていても、
新しいIMEのウィンドウにはスクロールバー自体が表示されず、変換候補に被らないように改善されました。
2020年5月から長らく続いたこの不具合ですが、Windows11では無事修正されました。あとはWindows10での修正が待たれます。
Windows10での対処方法・回避策
もし、Windows10でこの不具合にお困りの場合は、『Windows のスクロール バーを自動的に非表示にする』を『オン』にしてスクロールバーを非表示にするか、スクロールバーを表示しておきたい場合は、以前のバージョンのIMEを使用することで不具合を回避できます。
以前のバージョンのIMEに戻す方法は、『設定』 → 『設定の検索』ボックスに「日本語 IME の設定」と入力して『日本語 IME の設定』を開き、『全般』の、
一番下にある『以前のバージョンの Microsoft IME を使う』をオンに変更してください。これでこの不具合を回避できます。