ATXでもコンパクトにまとめられる小型PCケース『MasterBox Q500L』レビュー
Cooler Masterの小型ATXケース『MasterBox Q500L』がかなり良い感じだったのでご紹介。
余っているPCパーツで小型PCを生やそうと思ったものの手持ちのマザーボードはATX。ATXサイズのPCケースは大型なものばかりで困っていたのですが、『MasterBox Q500L』でかなり小型にまとめられました。組んだ状態がこちら。
本体サイズは高さ381mm x 幅230mm x 奥行き386mmと、かなりの小型。下手なMicroATXケースよりも小さいです。本ケースは電源の位置が特徴的で、前面配置。この配置により、ケースの高さがATXマザーボードサイズ + アルファ程度に収まっています。
ストレージはケース裏側に2.5/3.5インチコンボベイが2(1ベイにつき2.5 x2 or 3.5 x1)。簡易水冷も設置可能で、最大240mmラジエーターに対応します。
本体はフロント、トップ、ボトムがパンチング加工されているため、通気性も良く冷却に不安はありません。OCCTを20分回してみましたが、Core i7-3770Kの定格クロックで最高60度でした。
CPU: Core i7-3770K(殻割液体金属化済み)@定格3.5GHz固定 |
静音性に関してはパンチング加工されているため、ファンの音がもろに漏れますが、ここは冷却性とのトレードオフなため仕方ありません。音が気になる場合は、静音ファンを使用するか回転数の調整で対応したいところです。
以下、まとめになります。
▼ GOOD ▼ ・ATXマザーボードでも小型PCが組める ・CPUクーラーは高さ160mmまでのため多くのクーラーに対応 ・240mmラジエーターに対応 ・小型なのに通気性が良く冷却性は優秀 ・縦置き、横置き両対応 ・重量約3.8kgと軽い ・安い!! ▼ BAD ▼ ・通気性が良い分ファンの音が漏れる |
『MasterBox Q500L』の販売価格は2021年8月3日時点で税込6,500円前後。一般的なPCケースの中ではかなり安価な部類です。にもかかわらず、冷却性に優れていてATXサイズをコンパクトにまとめらます。
『MasterBox Q500L』は、ATXで小型PCを組みたいという人にはもってこいなPCケースです。