KB5004945等適用後、印刷ができなくなる不具合。Zebra製プリンターに影響 [Update 1: 修正]
2021年7月7日に緊急リリースされた『PrintNightmare』(CVE-2021-34527)の脆弱性を修正する更新プログラムKB5004945等をインストールすると、一部のプリンターが動作しなくなるという不具合が発生しています。
不具合概要
『PrintNightmare』(CVE-2021-34527)の脆弱性を修正する更新プログラムを適用後、Zebra製のプリンター、LP 2844、ZT220、ZD410、ZD500、ZD620、ZT230、ZT410、ZT420などで印刷ができなくなる場合があります。
この不具合は、以下の更新プログラムをインストールすると発生する恐れがあります。
- Windows10 21H1 / 20H2 / 2004
KB5004945 - Windows10 1909
KB5004946 - Windows10 1809 / Windows Server 2019
KB5004947 - Windows10 1607 / Windows Server 2016
KB5004948 - Windows10 1507
KB5004950 - Windows8.1
KB5004954 (ロールアップ)
KB5004958 (セキュリティのみ) - Windows7 ESU
KB5004953 (ロールアップ)
KB5004951 (セキュリティのみ)
回避策・対処方法
この不具合が発生した際の一時的な対処方法としては、上記の更新プログラムをアンインストールすることで正常に印刷が行えるようになります。(アンインストールの手順は『WindowsUpdateのアンインストール(削除)方法』記事をご覧ください)
ただし、これらの更新プログラムはセキュリティアップデートのため、アンインストールすると脆弱性が未修正のままになることには注意が必要です。
Update 1: 修正 [2021/7/9] [New]
Microsoftは、特定のプリンターで発生している印刷ができなくなる不具合を認め、既知の不具合へと追加しました。また、KIR (KIR / 更新プログラムをアンインストールしなくても問題の部分だけをロールバックできる機能)を使用して修正することを発表しました。
詳細は以下の記事をご覧ください。