Windows11のWindows Update、スタートメニュー、タスクバー。認証はWindows7のプロダクトキーを使用可能!
Windows11の『Windows Update』はどうなっているのか。スタートメニューやタスクバーといったユーザーインターフェイス(UI)はどう変わったのか。そしてアクティベーション・ライセンスキーの認証はどうなっているのか。本記事ではこれらのポイントをご紹介いたします。
最初に
本記事はWindows11 Build 21996.1 Dev版での話です。いわゆるテスト版です。RTM版(製品版)では仕様や各挙動が異なっている可能性があることをご留意ください。
Windows Updateの画面
Windows11の『Windows Update』画面はどんなものなのか。それがこちら、はいドン。
Windows10と変わりません……。
個人的にはWindows7や8.1のように、取捨選択できるようなUIへの回帰を期待していたのですが、Windows10同様のUIとなっています。
スタートメニュー
新しくなったスタートメニューがこちら。
アプリ等のアイコンがズラーっと並んだメニューとなっています。そしてこれまでのWindowsと決定的に違うところはその表示位置。スタートボタンやアイコンは真ん中に移動しており、スタートメニューも真ん中に表示されます。ウルトラワイドモニターユーザーには使いやすいかもしれません。
しかし、「真ん中とか邪魔すぎ!」というご意見もあるでしょう。そういった方もご安心。デフォルトでは真ん中に表示されていますが、設定から簡単に左に寄せることができます。
もし、Windows10の頃のようなスタイルで見たい場合は、スタートメニュー右上の『All apps』をクリックすれば、
Windows10でお馴染みのスタイルで表示させることもできます。
ただ、このスタイルで表示させるには必ず『All apps』をクリックするというワンアクションが必要になるため少々面倒です。もし、最初からWindows10スタイルで表示したい場合は、Dev版では以下のレジストリを設定することで、常時Windows10のスタートメニューを使用することが可能です。
【キー】HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer\Advanced 【DWORD】Start_ShowClassicMode 【値】1でWindows10スタイル、0でWindows11スタイル |
ただし、レジストリからWindows10スタイルに変更すると、スタートボタンを中央に設定していてもスタートメニューは中央には表示されず、必ず左側で表示されるようになります。
Windows10スタイルのスタートメニューは必ず左側に表示される
タスクバー
上記スタートメニューの項目でも書きましたが、スタートボタンやアイコンがデフォルトでは真ん中に移動しています。そして大きな仕様変更がもう1点。タスクバーを上、左、右へと移動することができません。つまり、下固定です。
「いやいやそんな馬鹿な」とお思いかもしれませんが、少なくともドラッグアンドドロップではタスクバーが動かなくなっています。タスクバーを右クリックしても『タスクバーを固定する』は表示されず、
メニューは『Taskbar settings』というのが一つしかありません。『Taskbar settings』にもタスクバーの位置を変更するオプションはありませんでした。
『Taskbar setting』で変更できるオプションはこれだけ。位置調整はない
もしかしたら何らかの方法で位置調整をできるのかもしれませんが、調べた限りではそういったオプションは見つけられませんでした。
製品版では位置調整できるよう、改善されていることを期待したいところです。
アクティベーション
Windows10からWindows11 Build 21996.1 Dev版へとバージョンアップすると、
そのままライセンスが認証されます。
Windows7のプロダクトキーで認証したWindows10からでもアップグレードが可能です。つまり、Windows7のプロダクトキーが余っている方はそのままWindows11でも流用可能です。
とはいえ、冒頭にも記していますが、これはあくまでもDev版でのお話。製品版ではどうなるかはわかりませんので、その点、ご留意くださいませ。
2021/10/5追記
製品版でもWindows7のプロダクトキーでライセンス認証ができました。詳細は以下の記事をご覧ください。