【アプデ】 2017年10月度のWUでバグったAccessとExcelの連携を簡単に手動修正する方法 [Update 2]
2017/11/15追記
Windows10は2017年11月15日にWindowsUpdateに配信された月例パッチを適用することで、AccessとExcelバグは解決します。
Windows7/8.1も同様に2017年11月15日の『セキュリティマンスリー品質ロールアップ』及び『セキュリティのみの品質更新プログラム』で解決します。詳細は下記の記事をご覧くださいませ。
以下、2017/10/18に公開した記事になります。
2017年10月度のパッチを適用すると、AccessとExcelで連携ができなくなる不具合があります。しかし、10月度のパッチはWPA2の脆弱性の修正が含まれているため、安易にスルーするのも気が引けるものです。
「セキュリティを保ったままAccessとExcelの不具合もなんとかしたい、けど、Microsoftが提示している手動修正は面倒くさい」
そんな方向けに慣れた人なら3分以内でできる簡単な手動修正をご紹介。
今回の不具合が発生しているのは『msexcl40.dll』というファイルにアップデートが入り、ファイルバージョンが4.0.9801.1になったためです。つまり、Ver.4.0.9801.1より前の『msexcl40.dll』を使うだけで問題は解決します。それではサクッと修正してみましょう。
① 『C:\Windows』を『msexcl40.dll』で検索。いくつかヒットすると思うので、ファイルのプロパティを見てVer.4.0.9801.1より古いバージョンのファイルがあることを確認。 ② 『C:\Windows』内で見つかったVer.4.0.9801.1より前の『msexcl40.dll』を適当な場所にコピペ。使用するバージョンはどれでも良いと思います。仮に『C:\Excel_Fix\』というフォルダを作ってそこにコピーしたとします。 ③ レジストリエディタを起動して下記のレジストリを書き換える
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あとは再起動して完了です。お疲れ様でした。
注意点は、今後のアップデートでバグ修正された『msexcl40.dll』が配信されてくると思います。上記レジストリのままだと古い『msexcl40.dll』を使い続けてしまいます。別にこのままでも問題なさそうですが、何かしらの理由で最新の『msexcl40.dll』を使う必要が出てきた際には、ファイルの指定先を『C:\Excel_Fix\msexcl40.dll』から『C:\Windows\SysWOW64\msexcl40.dll』に戻す必要があります。