KB4601319やKB5001028等適用後、ゲームがクラッシュしたりする不具合。回避策あり

WindowsUpdate

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2021年2月に公開されたWindows10 バージョン20H2 / 2004用KB4601319や、1909用KB5001028 / KB4601315の適用後に、GPUモニタリングツール等でエラーが発生したりゲームがクラッシュするという報告が多数出ています。

KB4601319やKB5001028等の適用後にモニタリングツールでエラーが発生したりゲームがクラッシュ

ユーザーによる不具合報告

  • Windows10 バージョン1909にWindowsUpdateを適用しました。ASUS GPU Tweak IIを起動していると、全てのゲームがクラッシュします。
  • この問題はZOTAC Firestormでも発生します。パフォーマンスモニタリングツールが影響しているようです。
  • RTSS Rivatuner Statistics Serverでもフックできないというエラーが発生するようになりました。いくつかゲームを実行しましたが、頻繁にクラッシュします。WindowsUpdate前にロールバックしたら正常に動作するようになりました。
  • RTSS Rivatuner Statistics Server 7.3.0 Beta 10ではこの問題は発生しません。

上記報告はRedditに寄せられており、多数のユーザーがモニタリングツールのエラーやゲームのクラッシュを訴えています。

原因となっているのはDirectX 12ランタイムコンポーネントの仕様変更。2021年1月22日~2月3日に公開された20H2 / 2004用プレビューリリースKB4598291および1909用KB4598298以降の更新プログラムにはDirectX 12ランタイムコンポーネントの仕様変更が含まれており、この仕様変更に対応していないモニタリングツールを使用するとエラーが出たりゲームのクラッシュが発生します。

ASUS GPU Tweak IIやZOTAC Firestorm、RTSS Rivatuner Statistics Serverなどのモニタリングツールをお使いの方は、使用をやめるか、ツールのアップデートを行うことでこの不具合は発生しなくなります。

RTSS Rivatuner Statistics Serverに関してはバージョン7.3.0 Beta 10でこの問題に対処していますので、使っていてお困りの方はこちらよりダウンロードをどうぞ。その他のツールに関しては各ツールの公式ページにてご確認ください。