Intel、Rocket Lake-Sの詳細を発表!IPCは2桁%向上
Intelは、第11世代CoreプロセッサーとなるRocket Lake-Sの詳細を発表しました。
まず、Rocket Lake-Sのアーキテクチャですが、Cypress Coveと呼ばれる新たなアーキテクチャが採用されています。これは、Ice LakeのCoreアーキテクチャとTiger Lakeのグラフィックスアーキテクチャを合わせたものとなっています。
Intelによると、新アーキテクチャの採用に伴って、IPCは2桁%の向上を果たし、iGPUは最大50%のパフォーマンスアップが見られるとのこと。
メモリクロックもComet Lake-SのDDR4-2933から向上して最大DDR4-3200まで対応。PCIe 4.0をサポートし、CPUからのレーンは最大20本となります。
ただ、コア数はComet Lake-Sの10C20Tから減少して、Rocket Lake-Sでは最大8C16Tに留まります。
Comet Lake-Sと比較すると以下のようになります。
第11世代 Rocket Lake-S | 第10世代 Comet Lake-S | |
アーキテクチャ | Cypress Cove | Skylakeベース |
最大コア/スレッド | 8C16T | 10C20T |
GPU μarch | Xe | Gen9 |
メモリクロック | DDR4-3200 | DDR4-2933 |
PCIe | 4.0 | 3.0 |
IPC | 2桁%アップ | - |
iGPU | 最大50%アップ | - |
Intelは、「2021年第1四半期(1~3月)にローンチ予定の第11世代Core Sシリーズデスクトッププロセッサーは、驚異的なパフォーマンスと柔軟性を提供し、ゲーマーやコンテンツクリエイターの幅広いニーズに応えます」と述べています。
2021/3/31追記
Core i9-11900Kの各種ベンチマークが公開されました。詳細は以下の記事をご覧ください。