MSI、自らぼったくり価格でGeForce RTX 3080を販売する
GeForce RTX 3000シリーズは非常に人気商品でどこもかしこも品切れが頻発しています。そんな中、MSIの子会社となるStarlit Partnerが、MSI製GeForce RTX 3000シリーズグラフィックスカードをぼったくり価格で販売していたことが判明しました。
事の発端はeBay。『starlit_partner』という業者が異常にまで高い価格でMSI製のGeForce RTX 3080 GAMING X TRIOを販売していました。
eBayで売られていたRTX 3080。現在は販売停止になっているがすでに4枚売れている
RTX 3080 GAMING X TRIOは米Neweggなどでは760ドル前後の値段が付けられていますが、それが約1.8倍の1,359ドルとなっています。
これがただの業者であれば大した話題にもならず「転売業者か悪徳業者か知らんがぼったくってるなぁ」程度の話だったのですが、驚くことにこの業者はまさかのMSIの子会社でした。
「いやいや、そんなまさか」と思うかもしれませんがその証拠は揃っており、MSIも認めています。
Starlit PartnerとMSIが同じ住所・会社であるという証拠
本件について、MSIはツイッター上で以下の発表しました。
Starlit Partnerは、MSI傘下の販売子会社です。Starlit Partnerは余剰在庫や再生品を扱っており、GeForce RTX 3000シリーズグラフィックスカードなどの新製品は扱いません。調査を行ったところ、エラーが生じて取り扱いが許可されていない在庫にアクセスすることができるようになっていました。 これらのグラフィックスカード製品を購入したお客様に連絡して、製品を返品して全額返金を受けるか、MSRPとの差額返金を受けるかの2つのオプションを提供するようStarlit Partnerに指示いたしました。 今後、このような事態の再発を防止するため、より厳しいポリシーを定めてまいります。 |
Source: @msiUSA |
MSIは上記のように説明していますが、話の争点であるなぜこんなぼったくり価格で販売していたのかということについては触れられていません。