Zen 2 CPUチューニングツール『ClockTuner for Ryzen』公開

CPU

ClockTuner for Ryzen

海外メディアのGuru3Dは、かねてより予告していたAMD Zen 2プロセッサーチューニングツール『ClockTuner for Ryzen』(CTR)を公開しました。

ClockTuner for Ryzen

主な使用要件は以下になります。

  • Windows10 x64 v1909~2004以降
  • AMD Ryzen processor with Zen 2 architecture
    (※現時点でAPUのRyzen 4000Gシリーズ(Renoir)はサポートしていません)
  • BIOS with AGESA Combo AM4 1.0.0.4以降 (CPU-Zで確認。DLはこちら)
  • .NET Framework 4.6以降
  • CPU Voltage - Auto (BIOS設定)
  • CPU Multiplier - Auto (BIOS設定)
  • Ryzen Master 2.3 (DLはこちら)
  • 安定したRAMのクロック
  • SVM mode (Virtualzation) - Disabled (BIOS設定)

CTRでオーバークロックを成功させるにはマザーボードのVRM能力に大きく依存するため、システムをBSoDから保護するためにマザーボードごとに以下の設定も推奨されています。

  • ASUS: Load Line Calibration (LLC) - 3または4 / Phase mode - Standard / Current capability mode - 100%
  • MSI: LLC - 3
  • Gigabyte: LLC - TurboまたはAuto
  • ASRock: LLC - Autoまたは2
  • Biostar: LLC - Level 4+

CTR対応CPUは以下になります。

ClockTuner for Ryzen v1.0対応CPU
ClockTuner for Ryzen v1.0 対応CPU

インストール手順は以下になります。

  1. CTRをダウンロードして任意のフォルダに解凍
  2. Ryzen Master 2.3(DLはこちら)をダウンロードしてインストール
  3. Cinebench R20(DLはこちら)をダウンロードして、CTRフォルダ内の『CB20』フォルダ内に展開
  4. Cinebench R20を実行してライセンスに同意し、Cinebench R20を閉じる

予告時は比較的簡単に使えそうなイメージがありましたが、使用するための準備は細かく、玄人向けなものとなっています。使ってみたい方は以下のリンクよりどうぞ。

Zen2

Posted by にっち