Intel、Alder Lakeは2021年後半登場と明言。7nmへの言及も
Intelは2020年Q2の決算報告でAlder Lakeの登場時期について以下の言及をしました。
弊社は、2021年後半に、10nmベースのデスクトップ向けクライアントCPU(コードネーム:Alder Lake)のリリースを予定しています。 |
2015年のSkylakeから続いていた14nmがやっと終わり、2021年後半についに10nm世代となるAlder Lakeが投入される模様です。Alder Lake-SはLGA1700ソケットとなり、iGPUはXeアーキテクチャ、CPU部分はCoreとAtomをひとつのダイに共存させた『Hybrid Technology』の採用を特徴としています。プロセスの微細化と、新たなアーキテクチャの採用によりIPCの向上が期待されますが、はたしてどれほどのパフォーマンスを見せてくれるでしょうか。
IntelはAlder Lakeだけでなく、7nm世代についても以下の言及をしています。
7nmベースのCPU製品の登場時期は従来の予想から約半年ほど遅れが生じています。主な要因は7nmプロセスの歩留まりであり、社内目標から約1年遅れとなっています。 |
Intelによると、7nm世代にも遅れが生じているとのこと。10nmが散々遅れたため、7nmの遅れも多くの人が予想していたことでしょう。具体的な登場時期は触れられていませんが、海外メディアのANAND TECHは「Intelの7nmクライアントCPUは2022年後半または2023年前半までに登場することはないだろう」と予想しています。