Windows10 v2004適用後、NCSIが誤った表示になる不具合。対処方法あり [Update 1]
Windows10 v2004 May 2020 Updateへとアップデート後、一部環境でタスクバー通知領域のネットワーク接続状態インジケーター(NCSI)が誤った表示になり、アプリケーションが正常に動作しなくなるという不具合が発生しています。
以下、Microsoft Technetフォーラムに寄せられた不具合報告になります。
更新履歴 ① 対処方法を加筆。 [2020/8/3] |
NCSIに不具合
ユーザーによる不具合報告
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この不具合はNCSIに『未接続』と表示されるだけで実際にはインターネットに繋がっています。しかし、NCSIのステータスを参照してネット接続を行うアプリケーションがネットに繋がらなくなり、正常に動作しなくなる場合があります。
報告では「Microsoftはこの不具合を認識しており調査中」と言われていますが、2020年7月21日時点でMicrosoftからの公式発表はありません。
対処方法
この不具合にお困りの方は以下の手順をお試しくださいませ。
ただし、レジストリをいじるため、変な設定をしてしまったらシステムに異常をきたす危険性があります。細心の注意を払って、何かあっても自分でなんとかできる自信がある場合のみ実行してください。
- [Windows] + [R]キーを押して『regedit』と入力してエンター。
- 『ユーザー アカウント制御』のウィンドウが表示されたら『はい』を選択。
- レジストリエディターが起動したら『HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\NlaSvc\Parameters\Internet』へ移動。
- 『EnableActiveProbing』をダブルクリックして『値のデータ』に『1』と入力して『OK』を選択。
- PCを再起動する。
これでNCSIが『未接続』と表示されなくなるはずです。お疲れ様でした。