【アプデ/7/8.1】 2019年4月26日、『マンスリー品質ロールアップのプレビュー』KB4493453 / KB4493443が配信 [Update 1: 既知の不具合追加]
2019年4月26日、Windows7 / 8.1のWindowsUpdateに非セキュリティアップデートの『マンスリー品質ロールアップのプレビュー』が配信されました。
本来、2019年4月17日(水)が配信予定日ですが、9日遅れでの配信となりました。2018年は4月度以外全遅刻、2019年も1月度、2月度と遅刻しており、もはや間に合わせる気なんて皆無の様相を見せています。
< Update 1: 既知の不具合追加 > [2019/5/14更新]
Win7 / 8.1両方のロールアッププレビューに新たな既知の不具合が追加されました。この更新プログラムを適用後、ExcelでMS UI GothicまたはMS PGothicフォントを使用しているとレイアウトが崩れる場合があるとのことです。
以下、Windows7 / 8.1向けのザックリ説明になります。
更新履歴 ① Win7/8.1用『マンスリー品質ロールアップのプレビュー』にEcvelでレイアウトが崩れる不具合を加筆。 |
KB4493453 (Windows7系用)
(※1:このパッチにテレメトリ関連有)
(※2:このパッチに不具合有)
Windows7に配信。このパッチは非セキュリティアップデートの『マンスリー品質ロールアップのプレビュー』と呼ばれるオプションの詰め合わせパッチです。名前からもわかるようこのパッチはプレビュー版です。人柱になりたくない人は非表示入りをおすすめします。このパッチはセキュリティパッチではないため、入れなくてもセキュリティ上の問題はありません。
何事もなければ翌月の『セキュリティマンスリー品質ロールアップ』にこのパッチも抱き合わせされる予定です。
パッチ内容は省略。どういった内容が含まれるかはこちら(日本語)かこちら(英語)をご参照くださいませ。入れるか入れないかの選択はお任せいたします。
『マンスリー品質ロールアップのプレビュー』は過去のパッチが累積されているため、過去に混入したテレメトリが入っています。テレメトリ入りということでこのパッチは『入れなくても良いKBリスト』入りとします。
このパッチには既知の不具合があります。
[ 既知の不具合 ]
- この更新プログラムをインストール後にKerberosチケットの有効期限が切れると、無制限の委任を必要とするサービスの認証が失敗する場合があります。例えば、SQLサーバーサービスは失敗します。この問題を緩和するには以下のいずれかの方法を使用してください。
1.アプリケーションサーバ上のKerberosチケットを削除する。
2.アプリケーションを再起動する。
3.制約付き委任を使用する。
- Sophos社のアンチウイルスソフト『Sophos Endpoint Security and Control』または『Sophos Central Endpoint Standard / Advanced』をインストールしている環境にこの更新プログラムを適用すると、OSの起動に失敗しハングするようになります。より詳細な情報および続報はSophos社のページにてご確認ください。
- Avast社のアンチウイルスソフト『Avast for Business』『Avast Cloud Care』をインストールしている環境にこの更新プログラムを適用すると、OSの起動時にフリーズするようになります。より詳細な情報および続報はAvast社のページにてご確認ください。
- AviraでもPCが数分間フリーズするようになるといった報告が出ています。より詳細な情報および続報はAvira社のページにてご確認ください。
- ArcaBitでもシステムが応答しなくなる危険性があります。より詳細な情報および続報はArcaBit社のページにてご確認ください。
- McAfeeでもシステムの起動が遅くなったり、起動時にシステムが反応しなくなる危険性があります。より詳細な情報および続報は以下のリンク先にてご確認ください。
- この更新プログラムを適用後、 ExcelでMS UI GothicまたはMS PGothicフォントを使用しているとレイアウトが崩れる場合があります。別のフォントを使用することでこの不具合を回避できます。
KB4493443 (Windows8.1系用)
(※1:このパッチにテレメトリ関連有)
(※2:このパッチに不具合有)
Windows8.1に配信。このパッチは非セキュリティアップデートの『マンスリー品質ロールアップのプレビュー』と呼ばれるオプションの詰め合わせパッチです。名前からもわかるようこのパッチはプレビュー版です。人柱になりたくない人は非表示入りをおすすめします。このパッチはセキュリティパッチではないため、入れなくてもセキュリティ上の問題はありません。
何事もなければ翌月の『セキュリティマンスリー品質ロールアップ』にこのパッチも抱き合わせされる予定です。
パッチ内容は省略。どういった内容が含まれるかはこちら(日本語)かこちら(英語)をご参照くださいませ。入れるか入れないかの選択はお任せいたします。
『マンスリー品質ロールアップのプレビュー』は過去のパッチが累積されているため、過去に混入したテレメトリが入っています。テレメトリ入りということでこのパッチは『入れなくても良いKBリスト』入りとします。
このパッチには既知の不具合があります。
[ 既知の不具合 ]
- この更新プログラムを適用後、可変のウィンドウ拡張を使用するように設定されたWindows展開サービス(WDS)サーバからPreboot Execution Environment(PXE)を使用してデバイスを起動すると、イメージのダウンロード中にWDSサーバへの接続が途中で終了するなどの問題が発生する場合があります。可変のウィンドウ拡張を使用しないクライアントまたはデバイスには影響しません。この不具合を緩和するには以下のいずれかの方法で可変のウィンドウ拡張を無効にしてください。
1.管理コマンドプロンプトを開いて以下を入力。
Wdsutil /Set-TransportServer /EnableTftpVariableWindowExtension:No 2.Windows展開サービスUIを使用。
1.Windows管理ツールからWindows展開サービスを開きます。
2.サーバーを展開し、WDSサーバーを右クリックします。
3.プロパティを開き、[TFTP]タブの[可変のウィンドウ拡張を有効にする]をオフにします。3.次のレジストリ値を『0』に設定します。
HKLM\System\CurrentControlSet\Services\WDSServer\Providers\WDSTFTP\EnableVariableWindowExtension 可変のウィンドウ拡張を無効にした後は、WDSServer サービスを再起動します。
- クラスタ共有ボリューム(CSV)上のファイルやフォルダの名前を変更した場合、[STATUS_BAD_IMPERSONATION_LEVEL (0xC00000A5)]エラーが発生して失敗する場合があります。これは管理者権限がないプロセスからCSV所有者ノードで操作を実行したときに発生します。この不具合は、管理者権限を持つプロセスから操作を行うか、CSV所有者ではないノードから操作を実行することで回避できます。
- Sophos社のアンチウイルスソフト『Sophos Endpoint Security and Control』または『Sophos Central Endpoint Standard / Advanced』をインストールしている環境にこの更新プログラムを適用すると、OSの起動に失敗しハングするようになります。より詳細な情報および続報はSophos社のページにてご確認ください。
- Avast社のアンチウイルスソフト『Avast for Business』『Avast Cloud Care』をインストールしている環境にこの更新プログラムを適用すると、OSの起動時にフリーズするようになります。より詳細な情報および続報はAvast社のページにてご確認ください。
- AviraでもPCが数分間フリーズするようになるといった報告が出ています。より詳細な情報および続報はAvira社のページにてご確認ください。
- ArcaBitでもシステムが応答しなくなる危険性があります。より詳細な情報および続報はArcaBit社のページにてご確認ください。
- McAfeeでもシステムの起動が遅くなったり、起動時にシステムが反応しなくなる危険性があります。より詳細な情報および続報は以下のリンク先にてご確認ください。
- この更新プログラムを適用後、 ExcelでMS UI GothicまたはMS PGothicフォントを使用しているとレイアウトが崩れる場合があります。別のフォントを使用することでこの不具合を回避できます。
関連記事
【アプデ】 WindowsUpdate 2019年4月度 注意事項と各KBメモと直リンク
【Win】 WindowsUpdateで入れなくても良いKBリスト