Windows10 v2004に多数の既知の不具合がリストアップ [Update 13]

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Windows10 v2004

2020年5月28日に公開されたWindows10 v2004 May 2020 Updateは、公開当初からMicrosoftにより多数の既知の不具合がアナウンスされています。

以下、公開された既知の不具合になります。

更新履歴
① DISMが誤った結果を報告する不具合を加筆。 [2020/5/29]
② ノートPCやタブレット等に外部モニターを接続した際の不具合を加筆。 [2020/6/9]
③ Always Connected PC対応環境でエラーや予期せぬシャットダウン・再起動が発生する不具合が解決。 [2020/6/10]
④ 既知の不具合に印刷ができなくなる不具合を加筆。解決した不具合にファイルが開けない不具合とマウスが効かなくなる不具合を加筆。 [2020/6/14]
⑤ v2004のプリンターの既知の不具合が緊急リリースされた修正パッチKB4567523により解決。 [2020/6/19]
⑥ 『lsass.exe』のエラーメッセージの不具合を加筆。 [2020/6/25]
⑦ ③の修正に伴って、2020年6月29日より該当PCにv2004の配信を開始。 [2020/7/2]
⑧ DISMの不具合が解決。その旨加筆。 [2020/7/9]
⑨ 既知の不具合にExcel等が死亡する不具合を加筆。IMEが自動で切り替わらない不具合、lsass.exeの不具合、Thunderboltドックを接続・取り外した際にBSoDが発生する不具合が解決。 [2020/7/15]
⑩ Bluetoothの不具合とiGPUの不具合が解決。 [2020/8/1]
⑪ GeForceドライバと『aksfridge.sys』『aksdf.sys』に関する不具合が解決。 [2020/8/20]
⑫ 既知の不具合にIMEとLTEモデムの不具合を加筆。 [2020/9/1]
⑬ LTEモデムの不具合が解決。 [2020/10/2] [New]

[ Windows10 v2004 既知の不具合 ]
(『※』の不具合が発生する環境には問題が解決されるまでv2004は配信はされないとのこと)

  • 日本語・中国語IMEを使用する環境において、入力を正常に受け付けなかったり、本来返ってくるべき結果とは異なる予期せぬ結果が返ってくる場合がある。この不具合を回避するには、『設定』 → 『設定の検索』に「日本語 IME の設定」と入力して『日本語 IME の設定』を開く → 『全般』 → 一番下の『以前のバージョンの Microsoft IME を使う』をオンに変更することで回避できる。 (詳細記事はこちら)
  • ノートPCやタブレットなど、液晶が組み込まれたPC環境において、外部モニターを接続し『表示画面を複製する』に設定すると、WordなどのOfficeアプリやWhiteboardなどで描画を行った際に、両方のモニターにちらつきが発生したり、外部モニターの表示が真っ黒になる場合がある。 (詳細記事はこちら
  • Conexant ISSTオーディオドライバを使用する環境でエラーや何かしらの問題が発生する場合がある。 [※]
  • ConexantまたはSynapticsのオーティオドライバを使用する環境でブルースクリーン(BSoD)が発生する場合がある。 [※]

[ Windows10 v2004 解決した既知の不具合 ]
(『※』は問題が解決されるまでv2004が配信はされなかった不具合)

  • 一部のWWAN LTEモデムを使用する環境において、スリープまたは休止状態から復帰後、タスクバー通知領域のネットワーク接続状態インジケーター(NCSI)にインターネットが表示されず、ネット接続ができない場合がある。この不具合を一時的に回避するには、機内モードをオンにして、再びオフにすることで、ネット接続ができるようになる。本不具合は2020年10月2日公開のKB4577063で解決しました。 [※] [New]
  • 日本語・中国語IMEを使用する環境において、Microsoft Excelなど、一部のアプリケーションでマウスを使用してドラッグしようとすると、エラーが表示されたり、アプリケーションが応答しなくなったり閉じることがある。この不具合を回避するには、『設定』 → 『設定の検索』に「日本語 IME の設定」と入力して『日本語 IME の設定』を開く → 『全般』 → 一番下の『以前のバージョンの Microsoft IME を使う』をオンに変更することで回避できる。この不具合は2020年9月4日公開KB4571744で解決しました。
  • NVIDIAのGeForceドライバなど、358.00より前のバージョンのドライバがインストールされている環境だと、v2004のインストール中やインストール後にブルースクリーン(BSoD)が発生したり、その他にも何かしらの問題が発生する場合がある。 この不具合は2020年8月1日公開のKB4568831で解決しました。[※]
  • 『aksfridge.sys』(v1.8.0まで)または『aksdf.sys』(v1.51まで)を使用するアプリケーションやドライバがある環境だと、v2004のインストールに失敗したり、成功しても起動しない場合がある。この不具合は2020年8月1日公開のKB4568831で解決しました。 [※]
  • 一部のRealtekのBluetoothドライバを使用する環境で複数のBluetooth機器に接続・ペアリングできない場合がある。この不具合は2020年8月1日公開のKB4568831で解決しました。[※]
  • Intel iGPU環境で可変リフレッシュレートが機能しない。この不具合は2020年8月1日公開のKB4568831で解決しました。[※]
  • Thunderboltドックを接続・取り外した際にブルースクリーン(BSoD)が発生する場合がある。この不具合は2020年7月15日公開のKB4565503で解決しました。[※]
  • 一部アプリケーションでIMEの漢字とひらがなが自動的に切り替わらない。この不具合は2020年7月15日公開のKB4565503で解決しました。
  • 一部環境において、Local Security Authority Subsystem Serviceファイルとなる『lsass.exe』のエラーメッセージが表示される場合があります。エラーメッセージは以下になります。
    「A critical system process, C:\WINDOWS\system32\lsass.exe, failed with status code c0000008. The machine must now be restarted.」 (※日本語ではおそらく「重要なシステム プロセス C:\Windows\system32\lsass.exe に失敗しました (状態コード: c0000008)。コンピューターを再起動する必要があります。」またはそれに類する文章)。この不具合は2020年7月15日公開のKB4565503で解決しました。
  • DISMコマンドを使用して破損が正常に修復後も「破損が残っている」と誤ったレポートが表示される場合がある。その場合は、同じコマンドを再度実行するか、『/ScanHealth』コマンドでDISMが正常に機能したか確認できる。例:『DISM.exe /Online /Cleanup-Image /ScanHealth』。この不具合は2020年6月10日公開のKB4557957で解決しました。
  • Microsoft Surfaceシリーズなど、Always Connected PC対応環境でエラーや予期せぬシャットダウン・再起動が発生する場合がある。この不具合は2020年6月10日公開のKB4557957で解決しました。本修正に伴って、2020年6月29日より該当PCにv2004の配信を開始しました。[※]
  • 2020年6月度のWindowsUpdateで配信されたKB4557957適用後、何かしらのアプリケーション、特にMicrosoft Officeアプリを開けない場合がある。この影響を受けるユーザーは『'ファイル名' が見つかりません。名前を正しく入力したかどうかを確認してから、やり直してください。』というエラーが表示される。この不具合はAvastまたはAVGを最新版に更新することで直ります。
  • GameInput Redistributableを使用するアプリケーションやゲームでマウス入力が効かなくなる。調査の結果、GameInput Redistributableには何も問題ないことが判明。[※]
  • 2020年6月度のWindowsUpdateで配信されたKB4557957適用後、印刷できなくなる場合がある。この不具合は2020年6月19日公開のKB4567523で解決しました。

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