Windows10 v2004 May 2020 Updateでもアップデート後に各種設定の初期化は健在
これまで、Windows10に大型アップデートを適用すると各種設定が初期化されてきました。
2020年5月28日に公開された『v2004 May 2020 Update』ではこの問題は解決しているでしょうか。答えはNoです。いつものごとく自分の環境で軽く調べたところ、以下の初期化を確認しました。
- 一部のレジストリが初期化されている。メニューの表示速度を変更する『HKEY_CURRENT_USER\Control Panel\Desktop\MenuShowDelay』の設定を『0』にしていたのがデフォルトの『400』に戻されているのを確認。
- レジストリに追加したDWORD『NtfsDisableLfsUpgrade』が消されているのを確認。
- 削除や無効化したタスクスケジューラの中身が再び初期設定の有効になっている。『Application Experience』、『Autochk』、『Customer Experience Improvement Program』、『Diagnosis』、『DiskDiagnostic』などの有効化を確認。
- 無効化したサービスが再び初期設定の有効になっている。『Workstation』、『Windows Search』などの有効化を確認。
Windows10が発売されてからそろそろ5年になろうとしていますが、未だにこの初期化問題は改善されていません。これからアップデートをされる方で、初期化されたら困る変更箇所は、元に戻せるよう必ずメモしておきましょう。