12年間、水冷PCをメンテナンスしなかったらどうなるの?衝撃の画像がこちら
12年間、水冷PCをメンテナンスをしなかったらどうなるのでしょうか。
以下が12年間ノーメンテナンスの水冷PC。
システム構成はCPUがAMD FX-8320、グラボ(GPU)がGeForce GTX 680のSLIで、CPUとグラボの両方を水冷化しています。グラボは上と下とで使用しているウォーターブロックが異なっており、上はブラックで中が見えず、下は透明で中が見えます。
下側の透明のグラボウォーターブロックを外から見た画像がこちら。
ウォーターブロック内は緑色の変色が見られ、ガルバニック腐食らしき現象が発生していることがわかります。
そして、上側のブラックのグラボウォーターブロックを分解した画像がこちら。
ウォーターブロック中央には緑色の変色が、そして、ブラックのカバーが溶けたのかウォーターブロックの大部分が真っ黒になってしまっています。
同様の現象はグラボだけではありません。CPUのウォーターブロックがこちら。
こちらもグラボウォーターブロックと同じように真っ黒な跡がこびりついています。
上記PCを公開したのはYouTubeチャンネルのJayzTwoCents。上記は義理の兄弟にプレゼントしたPCで、クーラント液は自然に揮発していくため、減ったら補充して使用し続けていたそうです。しかし、それ以外は何もせずノーメンテナンスでした。
JayzTwoCentsは「補充ではなく、クーラント液を(定期的に)交換していればこのようなことになるのは防げたかもしれない。クーラント液はイオンなどを吸収するため、(長期間使用していると)接触している金属に対して導電性や腐食性が高まる。だからクーラント液をちゃんと完全に交換していればおおむね防げたと思う」と述べています。