『Outlook (classic)』のCPU使用率が異常に高くなる不具合
Microsoftは、Windows版『Outlook (classic)』を使用中に、CPU使用率が異常に高くなる不具合が発生していることを発表しました。
不具合概要
Windows版の『Outlook (classic)』(クラシックOutlookとも呼ばれる)を使用してメールを作成中に、CPU使用率が30~50%くらいに上昇する場合があります。結果、この現象により、消費電力が増加します。
この不具合は、2024年6月のVersion 2406 Build 17726.20126以降へとアップデートしている環境で発生する可能性があります。
本不具合の影響を受けるチャネルは以下。
- 最新チャネル
- 月次エンタープライズチャネル
- Insiderチャネル(ベータチャネル、最新チャネル(プレビュー))
対処方法・回避策
この不具合の影響を受けてお困りの場合、更新プログラムを受け取るチャネルを、半期エンタープライズチャネル(Semi-Annual Enterprise Channel)へと切り替えるようMicrosoftは案内しています。
半期エンタープライズチャネルへと変更することで更新プログラムが大幅にロールバック(セキュリティアップデート以外の機能がロールバック)されて、この不具合は発生しなくなります。
切り替え方法は、本不具合について記された『CPU spikes when typing in classic Outlook for Windows』のページをご覧ください。
現在、Microsoftは本不具合の調査をしており、進展があり次第上記ページの情報を更新するとのことです。わざわざ半期エンタープライズチャネルへと変更するのも手間なので、特に気にならなければそのままにして、Microsoftが修正するのを待つというのも手です。