Lvenovo ThinkPadシリーズのBIOSアップデートに失敗する不具合

ハードウェア全般

Lenovo ThinkPad Issue

Lenovoは、同社製PC『ThinkPad』シリーズのBIOSアップデートに失敗する不具合が発生していることを発表しました。

不具合概要

Lenovo VantageまたはBIOSアップデートユーティリティを使用すると、ThinkPadのBIOSアップデートに失敗して、以下のようなエラーが表示される場合があります。

BIOSアップデートエラーメッセージ
BIOSアップデートエラーメッセージ

この不具合はWindows Updateに起因しており、以下の更新プログラム以降をインストールすると発生します。

  • Windows11 24H2
    KB5050094 (2025年1月29日公開 プレビューリリース)
  • Windows11 23H2 / 22H2
    KB5050092 (2025年1月30日公開 プレビューリリース)
  • Windows10 22H2
    KB5050081 (2025年1月29日公開 プレビューリリース)

Microsoftはこれらの更新プログラム以降で『脆弱なドライバーのブロックリスト』(DriverSiPolicy.p7b)を変更しました。この変更により、『WinFlash64.exe』が正常に動作しなくなったため、BIOSアップデートに失敗するようになりました。

対処方法・回避策

Lenovoによると、この不具合の影響を受けない新しいThinkPad BIOSアップデートユーティリティのリリースを予定しているとのことです。

このほか、海外メディアのWindows Latestによると、古いバージョンのBIOSは依然としてインストールできないものの、修正が展開されており、新しいバージョンのBIOSであればインストールに成功する場合があるようです。

Posted by にっち