ASUS、同社製品の値上げを示唆。製造拠点の移転・関税の影響を受けて

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ASUS Price Hikes

ASUSが同社製品の値上げを示唆しました。海外メディアのPCMagが報じました。

ASUSが値上げを行う可能性があるとの報道

ASUSは、米国が中国に課した関税を回避するために製造拠点を他国に移す予定だ。しかし、それでも値上げに繋がる可能性があるという。

ASUS共同CEOであるS.Y. Hsu氏は、決算報告(4Q 2024 Investor Conference)にて以下のように述べた。

ほかの国に新たな製造ラインを立ち上げるためには、新しいテスト設備が必要になり、追加費用が発生します。私たちはこれらのコストを合理的な範囲内に抑えるよう努力します。しかし、製造ラインの調整が進むにつれて、これらのコストをお客様に転嫁せざるをえない可能性もあります。米国ではすでに一部のブランドがコストをカバーするために小売価格の調整を始めています。ASUSとしては、これらの変更の影響を、お客様に対してできるだけ最小限に抑える努力をして参ります。

― ASUS Co-CEO, S.Y. Hsu

ASUSのGeForce RTX 5000シリーズグラフィックスカードはここ数週間ですでに上昇している。例えば、ASUS ROG Astral GeForce RTX 5090なんかは、発売日には2,799ドルだったが、今では3,359ドルにまで値上がりしている。

― PCMag

米国が課した関税分はそのまま販売価格に転嫁されており、一番痛みを受けているのは米国の消費者のように見えます。もちろん、さまざまなメーカーにとっても頭の痛い問題でしょう。

1日でも早くこの問題が落ち着き、安定した本来の価格で販売されるようになることを願うばかりです。

Posted by にっち